「去年より良い」川崎春花がシード陥落からの再起へ 復活のカギは “あの頃の自分”
◇国内女子メジャー◇ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 2日目(8日)◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城)◇6718yd(パー72)◇曇り(観衆4562人)
川崎春花が国内メジャー初戦で上位での決勝ラウンド進出を確実にした。風が比較的穏やかな午前組でプレーしたこの日は「出だしからバーディが出たので落ち着いてプレーできたかな」と好スタートから流れに乗った。
1番でピン奥4mのチャンスを沈めてバーディを先行させると、5番(パー5)でもスコアを伸ばす。8番(パー3)では「左バンカーの(さらに)左に行っちゃって」とティショットでミスが出たが、「とりあえずボギーであがろう」と無理をせずに傷口を最小限にとどめた。すると直後の9番、残り136ydの2打目を9Iで2mにつけてバウンスバック。冷静に「毎ホール、毎ホール整理してプレーすること」を心掛け、5バーディ、2ボギーの「69」と伸ばしてホールアウトした。
今季は復調の手応えがある。「去年よりは少しいいかな。スイングが少しマシになった」。ルーキーイヤーの2022年に国内メジャー「日本女子プロ選手権」を大会最年少優勝記録(19歳133日)で制してツアー初優勝を飾り、24年には「大東建託・いい部屋ネットレディス」で4日間のツアー最少ストローク「260」、通算28アンダーという記録を打ち立てるなど3勝を挙げて勝利を積み重ねてきた23歳。しかし昨季は勝利なしに終わり、年間ポイントランキング76位でシード陥落という試練を味わった。だからこそ復調に向けて取り組んだのは、“良かった頃”の自分を取り戻す作業だった。
「タイミングとか、以前の方が切れが良かった」と過去のスイング動画を見返しながら修正。さらに、デビュー当時から5キロも落ちた体重を戻すため、オフに筋トレと食トレにも励んできた。「食べる量が少なかったから、とりあえずいっぱい食べて、トレーニングしていました」。調子が良かったころの自分を取り戻していった。
3年ぶり開催となった西コースは、過去2度出場も予選落ちを喫している。川崎は「苦手というより難しいというイメージ」と表現する。上位で迎える初の決勝ラウンドに向けても「優勝できるように最善は尽くすけど、まずはシード権を取りたい」と冷静だ。かつて自身を一躍有名にしたメジャーの舞台で、“完全復活”を証明する。(茨城県つくばみらい市/安平賢太郎)