2025年 KKT杯バンテリンレディスオープン

「帰り道、気をつけないと」 高橋彩華が爆音下の初エースと会心のショットイン

2025年 KKT杯バンテリンレディスオープン 初日 高橋彩華
ツアー初エースのボールとクラブを手に

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 初日(18日)◇熊本空港CC(熊本)◇6565yd(パー72)◇曇り(観衆2856人)

高橋彩華がツアータイ記録「1ラウンド2イーグル」を達成した。過去の達成者は47人(64例)いるが、高橋はパー4の6番でショットインと、13番(パー3)の自身初のホールインワンによるもの。2021年「リゾートトラストレディス」で山路晶が“2ホールインワン”の偉業を成し遂げているが、パー5が絡まない“パー4&パー3”では1997年「サントリーレディス」第2ラウンドの中島真弓、98年「ジャパンクラシック」第1ラウンドの黄玉珍(台湾)、16年「Tポイントレディス」第2ラウンドのキム・ハヌル(韓国)に続く4人目の快挙になった。

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最初はショットインだ。前半6番(パー4/375yd)で残り120ydの2打目をピッチングウェッジで放り込んだ。「めちゃくちゃいいショットで、グリーンの方から『ワー!』って声が聞こえた」と大喜びした。

2発目はプロ8年目で初めて決めたツアーでのホールインワン。後半13番(パー3)で実測134ydを8番アイアンで決めた。「すごくいいショットだったんですけど、入った瞬間は見えなくて…」。それでも、グリーン周辺のギャラリーが大騒ぎしていたことのは間違いないが…。熊本空港に隣接するコースで、間が悪いことに上空をジェット機が通過中。響き渡る爆音のため、高橋にはギャラリーの拍手しか見えず、グリーンに上がってからカップインしたことを確認した。

「プライベートで13歳か14歳のとき、1回あるだけだし、ツアーで初めてだし…うれしいです…」と苦笑いで振り返った。

首位と3打差の2アンダー12位発進。しかし、イーグル2発で「70」は少し寂しくないか?「バーディがないんですよね。3、4回入れたいチャンスがあって、1個くらい来てくれていてもいいのに。『バーディなし』(のアンダーパー)なんて初めてですよ」。2イーグル、2ボギーで終わった一日。クラブハウス内で青木瀬令奈に「帰り道、気をつけなよ!」と祝福された高橋は「帰り道、気をつけないと」と同じ言葉をこぼし、笑顔でコースを後にした。(熊本県菊陽町/加藤裕一)

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