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小林夢果、佐久間朱莉、木戸愛…ジャンボ門下の3人が逆転V圏で最終日へ

◇国内女子◇NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 3日目(19日)◇マスターズGC(兵庫)◇6506yd(パー72)◇雨(観衆2637人)

尾崎将司に師事するジャンボ門下生3人が優勝戦線で最終日を迎える。プロ3年目でツアー未勝利の小林夢果は3打差6位から出て、4バーディ、1ボギーの「69」で回り、通算11アンダーの首位と2打差3位に浮上した。

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メルセデスランキング1位の竹田麗央らと同じ2003年度生まれの21歳は、今大会通算のドライビングディスタンスが270.833ydで1位。現在メルセデスランクは40位で来季の初シード(50位以内)はほぼ間違いない位置につけるが、「目標はシード。それももっと絶対間違いないものにしたい」と甘んじない。岩井明愛イ・ミニョン(韓国)のトップ2人について「2人は経験値も高いし、まず崩さないので」と最終日をアグレッシブなプレーで挑む。

同じくツアー未勝利の佐久間朱莉が通算9アンダー、首位と4打差の9位につける。小林より1学年上でプロ4年目の21歳は、22年に初シードを決めた。今季、1つ下の竹田や、同学年の桑木志帆が初優勝を飾り、未勝利では“最後の大物”的立ち位置にいる。

この日は11位から出て、ボギーなしの「69」をマークした。前週「富士通レディース」最終日の朝に痛めた腰の影響で今週はプロアマ戦を欠場しており、「大会に出られたこと自体がうれしいです。痛めたその日は歩くのも大変だったから」と話す。

多くの同世代が優勝していく状況に「ちょっとうらやましくはあります」と苦笑い。最終日は「腰のことがあるので、ある意味、ムダな力が抜けて、いい感じで打てている。飛距離? それは落ちていません」。がっつかず、自然体でラスト18ホールを迎える。

もう一人は、通算10アンダーの5位にいる木戸愛。プロ17年目34歳のベテランだが、入門は今季開幕前と“新入り”。この日は首位と5打差11位から出て、6バーディ、2ボギーの「68」で回った。

昨季からパット練習にメトロノームを取り入れた。一定のリズムを体で覚え、ストロークすることを心がけている。「入る、入らないは別にして、リズムに集中できています」。2019年にシード失ったが、今季メルセデスランキングはシード圏内(50位以内)に接近する54位につけている。

ジャンボに指導された「しっかり振り抜くこと」を頭に入れて「やることはずっと一緒です」。最終日に3打差逆転優勝を飾れば、ツアー初優勝だった12年「サマンサタバサレディス」以来「12年90日」ぶりの2勝目。金田久美子が持つ「11年189日」(11年フジサンケイレディス~22年三菱電機レディス)のツアー最長ブランク優勝記録を更新する。(兵庫県三木市/加藤裕一)

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