いよいよ春のゴルフシーズン!「ミパ流」レッスン人気BEST3 清本美波
2024年 Vポイント×ENEOS ゴルフトーナメント
期間:03/15〜03/17 場所:鹿児島高牧CC(鹿児島)
「楽しく回りたい」 ルーキー2人が臨むプロデビュー戦
◇国内女子◇Vポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 事前(14日)◇鹿児島高牧CC(鹿児島)◇6456yd(パー72)
昨年11月のプロテストに合格したルーキーの稲垣那奈子と菅楓華が今週、プロデビュー戦に臨む。
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稲垣は古江彩佳や西村優菜、吉田優利らと同い年の23歳。2015年と18年に「神奈川県アマ」を制すなど、多くの実績を引っ提げて高校卒業後にプロテストを受験すると思われたが、「ゴルフに役立つことを学びたかった」と大学進学を決意。早大のスポーツ科学部で栄養学などを学びつつ、同大のゴルフ部に籍を置いた。
大学4年次の22年にはナショナルチームにも選ばれたが、初受験となった同年の最終プロテストで不合格。2度目の受験となった23年の最終プロテストで15位に入り、プロの仲間入りを果たした。
本大会には21年から3年連続で出場しているが、いずれも予選落ちに終わっている。「この大会は毎年天候が荒れがちなので…。ことしも最終日(17日)が雨予報ですけど、ちゃんと耐えられるように。そろそろ予選を通りたいです」と力を込めた。
プロテスト一発合格の菅は、今季のツアー出場権をかけた昨年12月の最終予選会(QTファイナルステージ)を通算6アンダー、QTランク5位で終えたかに思われたが、最終ラウンドのスコアカードにおいて11番のスコアを1打少なく記載されていた事が判明。過少申告により失格の裁定が下され、QTランクは出場選手で最下位にあたる104位となったが、「プロテストがそういうふう(失格)にならなくて良かったなと。この年でこの経験ができたことは良いことだと考えるようにしました」とすぐに顔を上げた。
今週の舞台、鹿児島高牧CCは23年の「かごしま国体」でプレーし、団体戦で優勝した思い出のコース。初日は後藤未有、三ヶ島かなとのペアリングでトップ組からスタート。1番ホールではオナーを務める。
初々しい18歳は「早くスタートしたいっていうのはあったんですけど…。トップのトップなので緊張すると思うんですけど、楽しく回れたら」。それぞれの思いを胸に、新星2人がプロキャリアの第一歩を踏み出す。(鹿児島県姶良市/内山孝志朗)