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女王記念パーティで山下美夢有「世界ランク15位以内に!」 パリ五輪出場へ誓い

国内女子ツアーの2年連続年間女王・山下美夢有の「2023JLPGAツアー年間女王を祝う会」が18日、京都市内のホテルで行われ、出席者243人にパリ五輪(8月8-11日/フランス・ル・ゴルフ・ナショナル)出場を約束した。

山下はトークショーで日本女子プロゴルフ協会の小田美岐副会長にパリ五輪の話題を振られて「世界ランク15位以内に入ります!」と宣言した。出場資格はメジャー「KPMG全米女子プロ選手権」終了後6月24日時点の「世界ランク15位以内なら各国・地域から最大4人まで出場可能」で「15位以内に3人以上いない場合は上位2枠の争い」になる。山下は現在23位で17位の畑岡奈紗、19位の古江彩佳に次ぐ3番手だが、15位以内なら出場権獲得は濃厚。自力で切符をもぎとる覚悟を示した。

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今季の大目標は「五輪出場」と「メジャーで結果を出すこと」。今オフは例年以上に体作りに重点を置いて、今まで避けてきたバーベルなどを使ったトレーニングに取り組んだ。体幹を充実させる方針は不変で「基本は自重を生かしたメニュー」としながらも「トレーナーさんと話し合って“上半身が弱い”とメニューを組んでもらった」。体重は58kgと変わらないが、筋肉量が増えた手応えは感じており「シャツのサイズは上げないといけないかもしれません」とうれしそうだ。

この日の大々的なパーティは生まれて初めてだった。「最初に250人ぐらい来てくださると聞いて、ホンマにビックリして…。最初に(会場に)入った瞬間、もう緊張してしまって」。スポンサー、後援者、ファンが結婚式の披露宴のような風景を彩った。あいさつの手紙を読み上げる際には「パパ、ママ、(弟の)勝将、(妹の)蘭…」と口にすると自分をサポートしてくれる人々への感謝の思いが涙に変わる一幕もあった。

五輪、メジャーで思うような戦いができれば、国内女子ツアーでの3年連続女王獲得も近づく。そうなれば、1968年の初代から9年連続の樋口久子、82年からのト阿玉(台湾)、88年ツアー制施行後の00年から6年連続の不動裕理に続く史上4人目の快挙。「昨年より、今年のほうがしっかり準備はできています」。国内開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」(29日から/沖縄・琉球GC)まで残り11日。後はもうやるだけだ。(京都/加藤裕一)

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