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イ・ボミ 予選落ちの幕切れにも「想像していた以上に幸せ」

◇国内女子◇NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 2日目(20日)◇マスターズGC(兵庫)◇6495yd(パー72)◇曇り(観衆2985人)

元賞金女王のイ・ボミ(韓国)が日本での“引退試合”を終えた。ホールアウト後の最後の会見では、肩の荷を下ろした心境を語った。

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笑顔で、時におどけて見せる、普段のイの姿があった。日本ツアーからの撤退を公表した春に思い描いた最後のシーン。「いま思っているのと全然違いました。(公表時は)日曜日まで(予選通過して)残って、上位でプレーしてって思っていました。全然違うけれど、幸せです。想像していた以上に幸せです」。

自分の大好きなピンク色のシャツを着て、タオルを持った大勢のギャラリーに見守られた。韓国からは親友という女子プロ、チェ・チヒが急遽、コースにかけつけてくれた。大勢の日本のプロ仲間がピンクのウェアでホールアウト時に待ち受けてくれた。「ありがとうございます」と何度も口にした。

最後も「やっぱりスイングのことを考えていた」と、ゴルフに向き合った。今大会初バーディとなった2番のセカンドショット。ピンまで128yd、9番アイアンで数十センチのベタピンにつけた。「もうめっちゃくちゃうれしかったです。好きな距離でした。体の感じも手の感じも“これが私のアイアンショット”と思えました」と興奮気味。「72」のパープレーに「ほんとにいいゴルフができた。なんで昨日、あんなこと(自己ワースト83)と思いますよね」と冗談交じりに振り返った。

韓国で賞金女王になり、次のチャレンジに米ツアーではなく、日本を選んだ。「すごく迷ったけど…。韓国では米ツアーが夢の選手が多いですから。でも、私は英語ができないし、米国では移動もしんどい。お母さん(ファジャさん)と一緒に回っていて、お母さんは楽しいかな? とも思ったし。そんな時に横峯さくらさんのプレーをテレビで見て“かっこいい。私も日本でやろう”と決めました」。10年以上前の選択を「間違いなかったです」と断言した。

今、やりたいことを問われて「今は…ゆっくり寝たいです。ゴルフは朝早く起きるのがしんどいから。…でも、すぐまたゴルフしたくなるだろうなと思います」と、いたずらっぽく笑った。(兵庫県三木市/加藤裕一)

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2023年 NOBUTA GROUP マスターズGCレディース



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