「日本女子オープン」テレビ放送
2023年 日本女子オープンゴルフ選手権
期間:09/28〜10/01 場所:芦原GC 海コース(福井)
原英莉花 “一騎打ち”に「戦いを楽しめた」 国内メジャー3勝なら史上18人目
◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権3日目(30日)◇芦原GC海コース(福井)◇6528yd(パー72)◇晴れのち曇り(観衆6960人)
原英莉花と菊地絵理香の一騎打ちは、この日は原がリードした。3打差2位から6バーディ、2ボギー「68」をマークし、通算11アンダーでホールアウト。18番(パー5)で5mのバーディパットを決めるとこぶしを握り、菊地に1打差をつけて単独首位に立った。
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好スコアの一因はパッティングだ。「スムーズにストロークできて、良い転がりで吸い込まれていく感じ」と18番以外にも長いパットが決まった。1番(パー5)で7mを沈めると、3番(パー3)は20m超えがカップイン。15番(パー5)では10mをねじ込んだ。
5月に腰の手術を受けてから、復帰8戦目。ショットも「良い感じで振れている」と調子を上げており、4ホールあるパー5はすべてバーディを奪った。日本女子オープンの決勝ラウンドとあって2サム。菊地と最終組の18ホールは、「楽しく自分のプレーに徹しながら、戦いを楽しめました」と流れを切らすことなく回り切った。
優勝すれば、2020年に続く大会2勝目。国内メジャーは20年「JLPGAツアー選手権リコーカップ」を含めて3勝目で、18人目の国内メジャー3勝以上の選手になる。通算5勝のうち3勝がメジャーとなれば、畑岡奈紗の66.7%(メジャー4勝、通算6勝)に近づく60%で“メジャーハンター”と言ってもいい。
コロナ禍だった3年前は無観客で優勝した。この日はチケット完売、6960人の大ギャラリーが会場を訪れ、明日も大勢のギャラリーに見守られての優勝争いになりそうだ。「声援が力になる。自分が盛り上がりすぎないよう、落ち着いてプレーしたい」。2日続きとなる菊地との最終組対決に向けて気を引き締めた。(福井県あわら市/谷口愛純)
<国内メジャー3勝以上の選手>
樋口久子(17勝)、大迫たつ子(8勝)、ト阿玉(7勝)、森口祐子(6勝)、岡本綾子、不動裕理(5勝)、肥後かおり、申ジエ、テレサ・ルー、畑岡奈紗(4勝)、吉川なよ子、塩谷育代、服部道子、高村亜紀、福嶋晃子、諸見里しのぶ、具玉姫(3勝)