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傘を差して「戦いに行く」!? “らしさ”全開の小祝さくらが2位発進

◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 初日(1日)◇GOLF5カントリー美唄コース(北海道)◇6472yd(パー72)◇雨(観衆733人)

前回このコースをラウンドしたのは、もう7年も前になる―。今週と同じ会場で行われた2016年大会。当時アマチュアだった小祝さくらは、本戦出場権のかかったマンデートーナメント(主催者推薦選考会)に挑んだ。

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残念ながら出場はかなわなかったが、それからツアー9勝を挙げ、今やツアーをけん引するトッププロの一人に成長。マンデー落ちを喫した当時と比較して、さぞ自身の成長の成長を感じているかと思いきや、「前回はもう覚えていなくて、コースすら覚えていない。勝手なイメージで距離がもっと短いような気がしていたけど…」。予想外の言葉が飛び出した。

この日は朝から降り続く雨に加え、最大瞬間風速が12.9m/s(午後3時23分/札幌管区気象台)を記録した。「きょうの最後は雨がヤバすぎた。傘を上じゃなくて真正面に差す感じで、これから“戦いに行く”みたいな感じでした」。傘をやりに見立てる“小祝節”で笑いを誘ったが、タフなコンディションだからこそ、7年間での自覚なき成長がいっそう光った。

5バーディ、1ボギーの「68」をマークして、首位と2打差の4アンダー2位スタート。ホールアウト後は「天気が大変な一日だったので、今はもう疲労感がすごい。ゆっくり休んであしたに備えたい」と苦笑いを浮かべた。

今季4戦あった地元・北海道での試合も、今週でラストだ。「最後は良い締めくくりができるように、ベストを尽くして頑張りたい」。7月の「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」に続く地元2勝目を目指す。(北海道美唄市/内山孝志朗)

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