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「久しぶりに見た」 西郷真央が12ラウンドぶりの60台

◇国内女子◇アクサレディス in MIYAZAKI 初日(24日)◇UMKCC(宮崎)◇6565yd(パー72)

雨予報が外れ、時には太陽が顔を出す“南国”宮崎らしい天気で迎えた大会初日。前年大会覇者の西郷真央が納得のプレーで好発進を決めた。

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1番(パー5)からスタートした前半は、もどかしい展開が続いた。7番(パー3/167yd)で「距離感が合っていなかった」とティショットをグリーン奥に外してボギーをたたいたが、続く8番(パー5)では225ydの2打目を5Wで2オンに成功し、2パットのバーディでバウンスバック。9番ではカラーからの難しいアプローチを50cmに寄せてパーで切り抜け、グリーンを取り囲んでいたギャラリーから拍手と歓声が上がった。

距離感にズレが生じていた前半から一転、後半はコントロールショットを多用する作戦に切り替えた。10番(パー5)で2オン2パットのバーディを奪うと、13番(パー3/180yd)でもスコアを伸ばした。「難しいピンポジションだったけど、マネジメント通りで良いプレーだった」と振り返る17番は、125ydをPWで抑え気味に打ち1.5mにつけてバーディを奪取。「スコアをまとめられた。もう少し入れたいパッティングもあったけど、初日としてはすごく良い内容のゴルフだった」と充実感をにじませた。

「今までの飛び方と違う」。オフのトレーニングによって飛距離が伸びた反面、ボールの曲がり幅が大きくなるという新たな悩みも生まれた。この日のフェアウェイキープ率は50%(7/14)と低迷したが、ドライビングディスタンスは昨季の243.63ydを上回る、249ydを記録した。「ちょっと抑えて振ったり、試合を重ねていく中で修正できたら」と深刻に捉えてはいない。

4バーディ、1ボギー「69」で3アンダー12位発進。60台でのラウンドは昨年11月の「大王製紙エリエールレディス」の初日以来、実に12ラウンドぶりとなった。「久しぶりに60台の数字を見られたので、良かった」と安どの表情を浮かべた。

首位とは2打差。「きょうはロングホールでもティショットはうまくいったけど、あしたはそれを求めすぎずに。とにかく気持ちよく振り抜くことにフォーカスしてプレーしたい」。師匠・ジャンボの「ダイナミックに」という教えを胸に刻み、初の連覇に挑む。(宮崎市/内山孝志朗)

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