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小祝さくら“練習・ギア・メンタル”の変革 スリクソン新ドライバーは4連勝

◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 最終日(9日)◇東名CC(静岡)◇6570yd(パー72)

これまで手にした8つのタイトルの中で、最も実感がない勝利だったかもしれない。「納得のいくプレーではなかった。ショットは思い通りいかなかった。課題を残した感じです」。グリーン上でもこの日、小祝さくらの最初のバーディパットが決まってくれたのは後半10番。「耐えたゴルフで勝てたのはうれしいです」と54ホールボギーなしで終えたことを勝因に挙げた。

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2日目の日没順延を回避した24歳はこの日、午前6時半に起床した。わずか30分後には未消化分を再開させた他選手はもちろんタフなスケジュール。そのうちの菅沼菜々上田桃子と最終組に入った小祝はしかし、単独首位からパーを並べた前半にリードを失った。

雨が降り出し、お気に入りのキャラクターである“ケアベア”のヘッドカバーをキャディバッグにしまった終盤は、1つ前の組を回る永井花奈、2つ前の西郷真央も優勝争いに加わった。混沌とした局面で勝負どころは逃さない。4人が首位で並んで迎えた17番。7mの下りのバーディパットは左側からカップに収まり、通算12アンダーで抜け出した。わずか2つのバーディによる「70」。今季2勝目は「ノーボギーを目指してやろうと心掛けていた」結果だった。

5月「リゾートトラスト レディス」を最後に遠ざかっていた白星。秋に入り、小祝は自らに変化を加えていた。今大会は打撃練習場で右足の前にヘッドカバーを置き、ダウンスイングでクラブがインから入りすぎないよう打ち込み。「インサイドに下りることで手を返したり、開いたりしてしまう」と修正に日々取り組んでいた。

1Wも住友ゴム工業のニューモデル(スリクソン ZX7プロトタイプ)にスイッチしたばかりで、「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」の尾関彩美悠から、「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」の山下美夢有、前週の「日本女子オープン」での勝みなみに続いて、これで4連勝。小祝も「すごく良くて。構えやすく、形の見た目、素材も変わってカッコ良くなった。飛距離も伸びた。トータルして良い」と絶賛する。

さらにメンタル面でも平静を保つよう意識を変えた。「なんでこんなミスをしちゃうんだろう…と引きずっていた。(プレー中に)イライラしても意味がない」と思い立ち、「自分の中で考えが変わった」。それも「先週から」だった。(静岡県裾野市/桂川洋一)

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