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「振り遅れた」けど300ydオーバー 穴井詩が“ラスト1球”でドラコンV

◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 2日目(17日)◇新南愛知CC美浜コース(愛知)◇6502yd(パー72)

2日目の競技終了後、1番ホールでは本戦とは別の“もう一つの戦い”が繰り広げられた。大会恒例となった「ドライビング女王コンテスト」。前年大会は荒天の影響で中止となり、今年は2年ぶりの開催だった。我こそは、と出場に名乗りを上げた12人の女子プロたちが、普段試合で使用している1Wとボールを使用してその飛距離を競うという、極めてシンプルな争いだ。

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多くの飛距離自慢が精いっぱいの“マン振り”を披露し、戦いを見守る多くのギャラリーを沸かせる中、2018、2019年と過去2度の優勝を誇り、“トリ”を務める穴井詩が満を持して登場した。

持ち球は一人2球。1球目はフェアウェイをとらえたものの飛距離が伸びずに、ラスト1球。トップに立っていた岩井明愛の295.0yd超えを目指し、「緊張感がいいスパイスだった」と渾身の力で放たれたボールは、フォローの風にも乗った。きれいなドロー弾道を描いて280yd付近にキャリーすると、着弾後も勢いよく転がり302.3ydを記録。「ちょっと振り遅れたので(手首を)返したのが、最後戻ってきてくれた」

ラスト1球で唯一の300yd超えをたたき出し、大歓声が起きた。優勝を目前でさらわれた岩井も勢いよく立ち上がって笑顔で拍手を送るなど、会場はスタンディングオベーションで3度目の頂点に立った女王をたたえた。

表彰式後、優勝を手繰り寄せた1Wを肩に担ぎながらインタビュー場所に現れた穴井は「何回味わっても、あの場の緊張感は大変。今年はメンツがすごい揃っていたので。しかもやっぱり予想通りすごいいい勝負だったんですけど、勝てるかは最後まで分からなかった」と笑顔で“激闘”を振り返った。

「フェードの方が飛ぶかなと思ってそっちを狙ったんですけど、逆球で」と意図していなかったドローボールでの逆転Vに、「(トリで)みんなすごい圧をかけてくるので…(笑)。すごいホッとした」。本戦では通算8オーバーで予選落ちだったが、見事に“リベンジ”を果たした。(愛知県美浜町/内山孝志朗)

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2022年 住友生命Vitalityレディス 東海クラシック



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