<リーダーボード>リゾートトラスト レディス 初日
2022年 リゾートトラスト レディス
期間:05/26〜05/29 場所:メイプルポイントGC(山梨)
先輩も師匠も勝った サイ・ペイインと不思議な縁
◇国内女子◇リゾートトラストレディス 初日(26日)◇メイプルポイントGC (山梨)◇6580yd(パー72)
「なんでですかね、分からない。“なぞなぞ”…」。思い当たる節はないけれど、どうも先輩たちと、このコースとの相性はイイらしい。単独首位発進を決めたサイ・ペイインは、コース内に掲示された母国のヒロインたちの写真を見ては、誇りに思う。
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今年で30回目の大会はこれまで11のコースで開催。7年ぶりに会場になった山梨のメイプルポイントGCではこれまで5人のチャンピオンが生まれ、そのうち1994年の曽秀鳳、2015年のテレサ・ルーが台湾出身、95年の呉明月は中国・上海出身で台湾のゴルフ場で腕を磨いた。今年「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ」で初優勝したサイもその事実を「知っていました。すごくうれしい」と話す。
さらに、1993年に岐阜・スプリングフィールドGCで行われた第1回大会の優勝者・島袋美幸は、サイにとって2011年の来日からお世話になっている師匠。「なんだか縁がありそう」とニヤリとした。
初タイトルを掲げてからは4試合連続を含む6戦で予選落ち。「調子もまだまだ不安定」という状態でも、視界は少しずつ明るくなっている。前週の「ブリヂストンレディス」最終日に稲見萌寧、申ジエ(韓国)と最終組の1つ前でプレー。「ヒントをもらった。ショットメーカーだからピンに線を引くような素晴らしいボールを打っていた。気持ちが良いラウンドでした」と優勝以来のトップ10入り(8位)を果たした。
「私が優勝した高知(土佐CC)もかなりのアップダウンがあるから」。高低差の激しいコースもまた、ポジティブに感じられる縁だ。(山梨県上野原市/桂川洋一)
<メイプルポイントGCでの本大会優勝者>
2015年 テレサ・ルー
1998年 原田香里
1996年 橋本愛子
1995年 呉明月
1994年 曽秀鳳