潜在能力の高さは計り知れない藤本麻子。時を待たずしてツアーを盛り上げる存在になるだろう

今週開催される国内女子ツアー「マンシングウェアレディース東海クラシック」に、期待の大型新人としてプロデビューを果たす藤本麻子。晴れてプロゴルファーになったとはいえ、アマチュア時代からプロツアーで何度も上位争いを演じ、トーナメントの雰囲気にも慣れたもの。プロデビュー戦とはいえ、過剰な気負いや緊張は無いようだ。

「アマチュアの時と変わらず、予選通過が目標です。毎日アンダーで回って、日曜日まで戦いたい」と、控えめに目標を掲げる藤本。7月のプロテスト合格後は、「週に2、3回ラウンドをして、それ以外の日は打球練習をしていました。（アマチュア時代と比べ）少し練習量が増えたくらいですね」と、以前までと大きく変えることなく調整を続けて来た。

アマチュアとして出場した昨年大会は、首位と3打差の5位タイでフィニッシュ。ベストアマチュアを獲得するなど、コースとの相性も良い様子。「久々のトーナメントなので、グリーンが速く感じました」というものの、「グリーンは速い方が好き」と笑みを浮かべた。「攻めのゴルフを見てもらいたい」と、静かに闘志を燃やす藤本、デビュー初日のプレーに注目が集まる。