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3位タイの藤本麻子「今は練習がしたい」

「富士通レディース」の初日、そして2日目とラウンド後、最も遅くまでパッティンググリーンで練習をしていたのは、最終日もスコアを伸ばして3位タイに食い込んだ藤本麻子だった。4m程度の距離を何度も繰り返し、雨の中でも夕闇が迫るまで行っていた。

最終日の藤本は11番で2つ目のバーディを奪い、この時点で首位とは2打差の3位に浮上。ところが、12番でボギーをたたくと、13番では3パットで連続ボギーをたたいてしまった。「追い上げる立場なのに、12番でボギーにしてしまって。13番はバーディを獲りたいという気持ちが強く出てしまいました」。5mのバーディパットを1.5mオーバーさせ、返しのパーパットを外してしまった。

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「でもショットは良かったので、まだ伸ばせると思ったら、14番、16番でバーディを奪えたので、良かったです」と話す藤本。終盤の2つのバーディで再び3位タイに浮上することができた。

連日、遅くまで練習をしていたことに藤本は「今はショットの調子が凄く良いので練習がしたいんです。良いときに多く練習をして、体に覚えこませたいんですよね」と話す。調子が悪いときには、もちろん練習をして修正を行う選手は多いが、藤本は良いスイングが出来ているうちに体にしみこませたいと言う。その結果、毎日パッティングの練習を行うのが夕暮れ近くになっていたのだ。

ツアー初優勝まで、あと一歩のところまで進みながら、果たせていない藤本。「今季も試合数も減ってきましたが、今のゴルフをしていれば必ず勝てることが来ると信じています。自分に期待をしながら試合を続けます」と、優勝への意欲を常に持ち、シーズン終盤戦に挑む。(千葉県千葉市/本橋英治)

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2011年 富士通レディース



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