鉄人・表純子の241試合連続出場はどれだけすごいのか
小祝さくら 来季は“無休返上”で賞金女王獲りリベンジ
2021年の春先と8月の2週連続優勝でトータル4勝を加算できたからこそ、目標としていた賞金女王のタイトルをつかめなかった悔しさが残った。シーズン5勝の小祝さくらが最終戦を終えた翌11月29日に参加したテレビ収録後、「濃い一年で、いつもは波がないけど、今年はいい時もあれば悪い時もあるのが結構多くて、一年が長く感じました」と振り返った。
賞金ランキング3位で獲得賞金額は2億円を突破した2020-21年シーズン。最終戦の最終日、最終ホールで2mほどのパーパットを決めて単独2位に入った。外せば2位タイで、大台に達していなかった場面。それだけに「自分の中で思うことがたくさんあった。ボギーだったら悔いが残るだろうなと思った」となんとかクリアした。
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129試合連続出場している小祝は、来季について「試合(の日程)を見ながら休む試合を何個か入れようと思っている」と、記録(※)よりも新たな試みを視野に入れる。
状態が良ければ休まずに出場を続ける可能性もあるが、「今年、調子が悪いことが何度かあって、その時にしっかり調整をしたいと思った。ずっと調子が良いことはなかなかない。休むなら休むでしっかり調整したいと思う。また来年、リベンジしなきゃなという気持ち」と、今季かなわなかった賞金女王を獲得するために決断するつもりでいる。
オフは故郷の北海道に戻らず、拠点とする千葉で練習に励む予定。「ドライバー、アイアンとショットがブレるのがあったり、グリーン周りのアプローチも後半戦は怪しくなっていたので、立て直すというかレベルアップできるように調整したい」。勝利に貢献した地クラブのパターも使い続ける見込み。濃密なオフを送って、来年こそ頂点を狙う。(編集部・石井操)
※2000年以降の連続出場試合数
1/表純子/241
2/北田瑠衣/154
3/飯島茜/143
4/小祝さくら/129(継続中)
※テレビマッチ放送予定
「京セラ フェニックスチャレンジ」
2021年12月26日(日)午後4時からTBS系列(MBS/TBS、CBC、HBC、RKB、MRTほかネット)