ニュース

国内女子CAT Ladiesの最新ゴルフニュースをお届け

荒天を味方に2週連続V 小祝さくらは副賞の重機で「近所のコンビニへ」

◇国内女子◇CAT Ladies 最終日(22日)◇大箱根CC(神奈川)◇6638yd(パー72)

トップと4打差の6アンダー5位から出た小祝さくらが4バーディ、3ボギーの「71」で回り、通算7アンダーで逆転優勝を飾った。前週の「NEC軽井沢72」から2連続Vで今季5勝目、1998年度生まれのいわゆる「黄金世代」では畑岡奈紗に並ぶツアー通算6勝目を手にした。

<< 下に続く >>

最終組の1つ前の組で最終日を出た小祝が優勝を意識したのはホールアウトしてからだった。前半をイーブンでプレーし、後半へと折り返してボギーとバーディの繰り返し。18番を残して6アンダーだった小祝は「(稲見)モネちゃんは8アンダーだと思っていた。(18番で)バーディを決めても優勝できるとは思わなかった」と、まさかの優勝に驚いた表情を見せた。

吹き荒れる風の中でのプレーは決して容易ではないが、21年初戦の「ダイキンオーキッドレディス」をはじめ、「Tポイント×ENEOS」とこれまでも悪天候の中でスコアを伸ばして勝利をつかんできた。「風が強ければ、自分にもチャンスはないわけじゃないない」と強風の天候はポジティブな気持ちにさせた。

最終組のプレーが終わるまでは稲見とのプレーオフの可能性が残っていたこともあり、プレーオフ勝率100%の稲見に対して、「自分はいいプレーしないと勝てないと思っていた。すごい自信があるわけではなかったけど、でもポジティブに考えよう」という胸中だったと振り返った。

次週は所属先でホステスプロを務める「ニトリレディス」(小樽CC)。地元・北海道での開催に加え、昨年大会は惜敗2位とあって雪辱に燃える。「去年、終わってからずっとリベンジしたいと思っていて、今週に続きすごく難しいコースだけどショットも調子はいいので、自信もってプレーしていきたい」

ちなみに、今大会では副賞で500万円相当の「CATミニ油圧ショベル303CR」を獲得した。例年は寄付する選手が多いが、「前に、会場に来ていたお母さんと『雪かきに絶対いいよね』と話していて、ダイキンのボートといい、欲しかった2つの試合で獲ることができてうれしいです」と喜んだ。

重機となれば運転するのに免許が必要となるが、これから「たぶん」取るそう。「雪が多い日とかに近所のコンビニに行くのに使えたらいいな」。期待にたがわぬ小祝節がさく裂した。(神奈川県箱根町/石井操)

関連リンク

2021年 CAT Ladies



あなたにおすすめ


特集SPECIAL

やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!
これから活躍が期待できるキラキラ輝く女子プロへインタビュー!普段では聴けない生トークを魅力全開でお届けします。

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!