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苦手コースで初60台 稲見萌寧ラスト18ホールも「特別な感情はない」

◇国内女子メジャー◇JLPGAツアー選手権リコーカップ 3日目(27日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6543yd(パー72)

23位から出た稲見萌寧は7バーディ、4ボギーの「69」で終え、通算1アンダー15位でホールアウトした。2019年から3年連続3度目の出場となるが、11ラウンド目にして宮崎CCでは初の60台をマークした。

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今週は奥嶋誠昭コーチがバッグを担いでいるだけに、「きょうは細かく相談してうまくいった感じです。アンダーを出すことを目標にして頑張っているのでそこは良かった」と手応えを見せた。

賞金ランキング2位の古江彩佳に約1700万円の差をつけてランクトップを走るが、稲見が今大会を単独2位以上で終えると古江の順位に関係なく初の賞金女王。古江が優勝を逃せば、単独13位以上でマネークイーンとなる。

最終日に向けて鬼門となるのが5番パー3。フェードヒッターで左からピンを狙う稲見にとって、左サイドにあるバンカーに苦しめられてきた。

「バンカーの方に打ち出さなきゃいけないってのがすごく気持ち悪くて。乗せたいって気持ちが入ってしまうと右は嫌がってしまう。苦手意識はある」と説明。この日も左バンカーに入れてしまうなど、3日連続のボギーをたたいた。

2020-21年シーズンも残り18ホール。「冷静になれる順位なので、特別な感情はない」。腰痛を抱え、痛み止めを服用するなど満身創痍の身だが、初の賞金女王へラストスパートをかける。(宮崎県宮崎市/石井操)

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