2021年「大王製紙エリエールレディス」リーダーボード
2021年 大王製紙エリエールレディスオープン
期間:11/18〜11/21 場所:エリエールGC松山(愛媛)
原英莉花の“振り切る”一週間 2021年初タイトルへ2打リード
◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 3日目(20日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6545yd(パー71)
快晴に恵まれたムービングデーに鮮やかなオレンジ色のウェアが映えた。原英莉花が7バーディ、2ボギーでこの日ベストスコアに並ぶ「66」をマーク。通算14アンダーで後続に2打差をつけて単独首位に浮上し、2021年初優勝を目指す最終日を迎える。
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出だし1番でバーディ発進すると、3番(パー3)では右から18mの超ロングパットを沈めるバーディ。4番も連続で獲った後に難関5番、さらに7番とボギーをたたいても、そこから3連続を含む4バーディを追加した。
7個のバーディのうち、パー3の3番と14番を除き、5個が1Wショットからチャンスを演出したもの。胸の中で繰り返すのは、愛媛入り前に師匠の“ジャンボ”こと尾崎将司から授かったキーワード。「フェアウェイに置こうとすると、飛距離でタイトになってくるホールが多い。OBに行かないくらいの感じでしっかり“振り切る”」。3日間でパー3を除く42ホールのうちフェアウェイキープは20ホールにとどまるが、強い気持ちで積極的に1Wを握る。
今週着用予定のウェアからオレンジ色を選んだのは、毛髪のDNAから自分に合う色を導き出すというカラー診断が決め手になったとか。「私にはオレンジがいいみたいだったので、オレンジにしてみました」
ディフェンディング大会となる「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」が次週に迫り、直近の優勝から間もなく一年が経とうとしている。「戦う“気”はすごく高まっている。しっかりコントロールして、最終日、地に足のついたプレーで勝ちたい」。満を持して、今年初タイトルをつかみにいく。(愛媛県松山市/亀山泰宏)