<スコア>大王製紙エリエールレディスオープン
2021年 大王製紙エリエールレディスオープン
期間:11/18〜11/21 場所:エリエールGC松山(愛媛)
ロングゲームの安定とウェッジショットの不満 渋野日向子のせめぎ合い
◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 初日(18日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6545yd(パー71)
渋野日向子は4バーディ、2ボギーの「69」で回り、2アンダー31位で12月の米女子ツアー予選会(Qシリーズ)前ラストマッチの初日を終えた。
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インスタートからパーを並べた序盤、フラストレーションをため込んだ。12番(パー3)、13番、14番と続けてグリーン右へ外すミス。13番、14番はともに1Wショットでフェアウェイを捉えながらパーオンを逃し、14番でボギーが先行した。
「全部8Iで右に抜けた。3ホール連続で同じミスをしたのが悔しい。右ピンもあったし、右に外さないようにと左を向きすぎて、それを自分でも体で分かってしまっているから、反応して右に出ている」と振り返った。
それでも、16番(パー3)では5UTでベタピンのスーパーショット。「イイ感じで振れたので、すごくいい印象を持って切り替えることができた。あれがあったから17番のセカンドショットも乗ったと思うし、18番もラフからいいショットで乗せられた」。流れを変える一打となった。
昨年にパー5からパー4に変更された450ydの後半5番では、セカンドを7Wでピン下3mほどに絡めた。1Wショットを含め、安定したロングゲームに手ごたえをにじませる一方、ウェッジショットで思い描くチャンスを演出したのは最終9番(パー5)になってから。なかなかチャンスにつけきれなかった自分に不満を隠さない。
「どっちも同じくらい練習はしているけど、今日のゴルフというか、最近はウェッジよりもウッドの方がコントロールうめぇんじゃないかと思うくらい、ウェッジで情けないショットが多いので(苦笑)。長いクラブを持っても怖さはないので、落とすことも少なくなると思う。それでも、(自分の中では)やっぱりウェッジの方が大事かなって思っています」
米国へ向かう直前まで、妥協せずに正面から課題と向き合う。(愛媛県松山市/亀山泰宏)