第2ラウンドの残り1ホールを最終日に持ち越した新垣比菜

◇国内女子◇ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント 2日目（4日）◇ゴルフ5カントリー 四日市コース（三重県）◇6563yd（パー72）

雷雲接近で中断を知らせるホーンがコースに響いた。第2ラウンド最終18番フェアウェイから2打目を打つ前の“水入り”。新垣比菜は「終わっておきたかったですね」と渋い表情を見せた。

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前半アウトコースで2つ伸ばし、7mを沈めた13番（パー5）から3連続バーディ。「パットもショットも後半に入っていい感触だった。18番はしっかりとパーで終わりたい。バーディだったらうれしい」と笑った。

17ホールを終えて7バーディ、1ボギーでプレー。通算10アンダー暫定首位に立っているが、18番の締め方が最終ラウンドの流れにも大きな影響を与えそうだ。

ツアー2勝目を目指す新垣比菜

2018年「サイバーエージェントレディス」以来、1225日ぶりの優勝に期待がかかる。2020－21年シーズンの賞金ランキングは現在65位。7月には4戦連続予選落ちを喫するなど不振に苦しんだ。

同学年の勝みなみも「ゴルフの話はあまりしませんが、話をしていたら元気をもらえる存在。彼女も悩んだ時期とかあったと思います」と盟友として新垣の気持ちを推し量る。

新垣は「ここ最近の調子だと優勝できるレベルじゃない。楽しくリズムよくプレーするのが目標です」と浮かれることなく、足元を見つめた。（三重県四日市市／玉木充）