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銀メダリストのアナウンス 稲見萌寧はガマンの「70」でリスタート

◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 初日(13日)◇軽井沢72G北コース (長野)◇6679yd(パー72)

東京オリンピックの銀メダリスト」――。スタート前の選手紹介にも、新しい勲章が加わった稲見萌寧は2バーディ、ボギーなしの「70」。前週までとのギャップに耐えながら2アンダーの16位で五輪後初のラウンドを終えた。

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霞ヶ関カンツリー倶楽部での灼熱の毎日から一転、軽井沢の気温は日中20℃を切った。レインウェアを着込んだ一日は早朝からの雨が厄介な相手に。「ランが全然出ず、セカンドショットの距離が残った」と、2つ目のバーディとなった後半13番(パー5)の3打目で握ったのは6I。また、1Wと3Wでのショットがフェース面で滑り「魔球みたい」な思わぬ曲がりをするショットが飛び出したときは苦笑いした。

今週は試合前からフェアウェイの“良質な”コンディションも警戒していた。「ふかふかのベント芝に対応できていない。イメージが湧かなくて…。フェードできれいに(ターフを)取らないといけないが、突っかかってしまう」と苦労が続く。グリーンのスピードも練習用と本番との差にも悩みながら「シビアなパーパットがいくつかあったけれど、決められてよかった」と懸命にスコアメークした。

同じ組の小祝さくらは8アンダーの首位で発進、吉田優利は3アンダー9位と稲見は後塵を拝した。「コースでの対応力をつけないといけない。ショットは課題としていることをやり続けること。なるべくピンチをなくすのもそうだし、グリーンを外したときにどれだけ耐えられるか」と自分を厳しく見つめ直した。(長野県軽井沢町/桂川洋一)

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