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「自分のやれることを」野澤真央は憧れのヒロインの復活優勝に感銘

◇国内女子◇GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ 初日(16日)◇イーグルポイントGC (茨城県)◇6657yd(パー72)

それが下部ツアーで手にしたものであっても、復活優勝を喜んでくれる人は多い。2週前の「SkyレディースABC杯」で6年ぶりのタイトルを手にしたレギュラーツアー5勝の服部真夕(下部ツアーは初優勝)。24歳の野澤真央は幼いころから彼女をヒロインに見立ててきたひとりだ。

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10歳で坂田塾に入塾しゴルフを始めたのが、服部が出身した練習場だった。「自分が入塾したのが、真夕さんがプロテストにトップ合格した年だったので、ずっと応援していた」という。中学生時代には愛知県内で行われるツアーを観戦に訪れ、当時手に入れたサイングッズは今も自宅に飾ってある。

「坂田塾のつながりで(自分も)ミズノと契約して、ウェアも一緒になって、後を追っています」と笑う。今こそ「自分もとりあえずは初優勝したい」気持ちは高まるばかりだ。

4度の2連続を含む初日の10バーディ(1ボギー)は「アイアンショットも良かったし、3mくらいのパットがほとんど入っていた」。プレーがすべてのエリアで冴えわたった。それでいて、「ずっと18ホール、平然とって感じで。パーを取っている感覚がバーディなんじゃないですかね、きょうは」と熱くなることなく、熾烈なバーディ合戦をけん引し9アンダーの首位に立った。

服部はイップスを発症したアプローチを、左打ちで対応するという必死さを貫いてカムバックした。「できる限り、自分のやれることを全力でやるだけですね。結果は後からなので」と野澤。憧れの存在がそれを証明してくれたことを知っている。(茨城県阿見町/桂川洋一)

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2021年 GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ



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