「頑張れていないが、頑張った」 ママ初戦の横峯さくらは予選落ち
2021年 リゾートトラスト レディス
期間:05/27〜05/30 場所:セントクリークGC(愛知)
リスタート:リゾートトラスト レディスの一枚
かつて競い合った仲間が一人、また一人と去っていく。新陳代謝の激しい女子プロゴルフの世界。3年、いや1年でトップ選手の顔ぶれが変わることも珍しくない。ライバルたちの去り際を目にしながら一人の歴代賞金女王が親となり、母となってツアーに戻って来た。
横峯さくらが最後にトーナメントに出場したのは昨年の11月。わずか半年で「戻って来た」と書くのはいささか大げさな気はするが、新しい家族を迎えた彼女にとってこの半年間は生涯忘れられない時間だったはずだ。物事の優先順位が逆転し、昼と夜が逆転する。泣くことしか表現できない我が子の心を読むのは、グリーンの傾斜を読むより難しく、楽しいだろう。
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そんな彼女にとっての復帰戦初日は大雨、遅延、1ホールを残してのサスペンデッドという波乱に満ちたものとなった。2日目は早朝に残りの1ホールを消化して、長時間の待ち。そして午後、最終組でのスタートは日没ギリギリホールアウトという予期できないリスタートとなった。
残念ながら予選通過とはならなかったが、これからは頼もしいパートナーと愛息を寝かしつけてから、今までよりも少しだけ小さめの声で反省会を開けばいい。(カメラマン・今井暖)
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