佐伯三貴のプロフィール
2021年 フジサンケイレディスクラシック
期間:04/23〜04/25 場所:川奈ホテルGC富士コース(静岡)
松山英樹から「勝ってください」 佐伯三貴が518日ぶり実戦
◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 事前(22日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6439yd(パー71)
2007、13年大会覇者の佐伯三貴(36)がツアーの戦線に復帰する。2019年「大王製紙エリエールレディス」2日目以来、518日ぶりの実戦に「川奈が大好きなので、戻って来られてうれしく思います。調子?(当たりか外れかの)宝くじですよね。やるからには上を目指して頑張りたい」と公式会見に出席し、笑顔を見せた。
<< 下に続く >>
復帰のきっかけは教え子たちの存在だ。一戦を退いた後は母校・東北福祉大で後進の育成に携わり、加えて沖せいら、田辺ひかりら現役プロも指導している。
「彼女たちに口だけじゃない、行動や姿勢を見せることができればいい。無謀だとは思うけど、また新たにチャレンジすることで彼女たちが何かを感じてくれたらいい」
3月に出場を決め、調整期間は1カ月ほど。体力面の強化から始め、2週前からは打ち込みで汗を流した。「技術面では劣っているけど、精神面で成長しているところを感じることができたらいい」。全盛期の状態には程遠いと自覚しているが、競技から離れて見えてきたものもある。
発奮材料があった。東北福祉大の後輩でもある松山英樹からエールをもらった。「僕も勝ったので、三貴さんも勝ってください。楽しんできてください」。2週前の男子の海外メジャー「マスターズ」を制した後に電話で直接連絡をもらったという。
初日は松田鈴英、仲宗根澄香と同組。「2回勝って良いイメージもあるので、1ホール1ホール自分ができることを精一杯、失敗しても恥かいても最後までやり通せたら」。ツアー7勝の意地もあるだけに手ぶらで帰るつもりはない。(静岡県伊東市/玉木充)