まだまだリラックスした表情の稲見萌寧

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 初日（16日）◇熊本空港CC(熊本県)◇6501yd(パー72)

インから出た稲見萌寧が、8バーディ、1ボギーでトーナメントコースレコードに並ぶ「65」を叩き出して、45位から8位にジャンプアップ。首位と4打差で、史上3人目となる3週連続優勝を懸けて最終日に挑む。

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ラウンドを終え、「はい、疲れています」と苦笑するが、スコアカードは対照的に元気いっぱい。「73」の初日から、ショットが復調して「65」とバーディラッシュを披露した。

早い時間は雨に降られた

「今日はスタートが早かったので良かったです。遅いと身体がだるくなったりするので…」と、7時55分のスタートに合わせ、前夜は21時に就寝して、4時半に目を覚ました。ショットの修正も「やっていることはいつも同じ。ちょっとしたタイミング」と微調整だけだという。

「正直、予選を通って良かったなとホッとしています」。前週優勝者として最低限の目標はクリアしたが、気が付けば頂上も見える位置まで上がってきた。

3人目の3週連続優勝なるか

過去、3週連続優勝を達成したのは2007年の全美貞（韓国）と19年の鈴木愛の2人だけ。「2週（連続）で頑張ったなと思っているし、全然意識していないです」と話すが、その状況に追い込まれると俄然集中力を発揮するのがこれまでのパターン。「最後のバックナインから意識する感じですね」と、スイッチはまだオフのままだ。（熊本県菊陽町／今岡涼太）