今季は安定したプレーを見せている宮田成華。ブレークスルーなるか？

◇国内女子◇アクサレディス in MIYAZAKI 初日（26日）◇UMKCC(宮崎県)◇6568yd(パー72)

主催者推薦で出場の宮田成華（なるは）が7バーディ、2ボギーの「67」で回り、首位と2打差2位で好発進した。「7バーディを目標にしていたので、良かったなと思います」とまずは初日を及第点で終えて安堵した。

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風も穏やかで、スタート前から「スコアが出るのかなと思っていた」というこの日、要所のパー5でバーディを決めて波に乗った。1番（パー5）で2オンには届かなかったが、「微妙な3～4mが入ってくれた」。前半2つ伸ばし、後半の出だし10（パー5）も獲って再び流れをつかんだ。

前日の練習ラウンドではあまり調子が上がらずに、力が入り過ぎる自分をコントロールするのが難しかったという。「悩めば悩むほど（クラブを）打ち込んでしまうタイプ」と自覚しており、それでも上半身の力を抜いたり、球数を減らしたり、ハーフショットの練習にしぼったりと、試行錯誤しながら初日に合わせた。

20－21年シーズン8戦目。前週の「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」も初日4位で発進した。スタートティで「みやた・はるか」と間違えて名前をコールされて苦笑いを見せた大会は結局25位に終わったが、出場が限られるレギュラツアーで今季はまだ予選落ちがなく、20位以内に4度入る安定感を見せている。

だが、「先週もそうなんですけど、初日が良くてちょっとずつ落としていっていたので、今週は落とさないように、明日もアンダーで回って食らいついていきたいと思います」と満足はしていない。21年初戦に出場していない宮田にとっては約1年半ぶりのギャラリーの前でのプレー。名前を覚えてもらうためにも崩れるわけにはいかない。