“雨女”安田祐香 が暫定8位 「憂鬱と思わないように」
2021年 Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント
期間:03/19〜03/21 場所:鹿児島高牧CC(鹿児島)
渋野日向子 課題の風と「友達になりかけていた」
◇国内女子◇Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 最終日(21日)◇鹿児島高牧CC (鹿児島)◇6424yd(パー72)
順延した第2ラウンドの2ホールを消化して、最終ラウンドを5アンダー15位から出た渋野日向子は、3バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「72」とスコアを伸ばせず。通算5アンダー11位でホステス大会を終えた。
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前半、3mを決めた3番(パー3)でバーディを先行させるなど一時はトップと3打差に詰め寄った。だが、後半13番の2打目を左に曲げてOBとし、痛恨のダブルボギーをたたくなど優勝争いには絡めなかった。それでも「個人的には収穫のある一日だった。フォローやアゲンストにショットの縦距離を合わせるのは難しかったけど、納得のいくショットを打てた回数が多かった。あまり悔いはない」と振り返った。
前週の「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ」では「(風と) 友達になれなかった」と話していた。この日は時折降る雨とともに3日間で一番強い最大瞬間14.4m/sの風が吹いたが、「今日は(風と)友達になりかけていた」と笑って収穫を口にした。
最終18番では154ydの2打目でグリーンをとらえてパーオン。「いつもだったら6Iだけど、(きょうは)5番UTの抑えのショットで振り切った」。オフに注力してきたスイング改造が実を結び、ショット精度が上がってきている。「去年よりは対応できている気がする。今のスイングができれば18分の18でパーオンも夢じゃない」と力を込めた。
次戦は舞台を宮崎に移し、渡米前最後の国内試合となる。「毎週いろんな経験ができているけど、今週が一番得たものが多い一週間だった。改善は山ほどある。まずは3日間戦うことが大切」と先を見据えた。(鹿児島県姶良市/石井操)