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“雨女”安田祐香 が暫定8位 「憂鬱と思わないように」

◇国内女子◇Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 2日目(20日)◇鹿児島高牧CC (鹿児島)◇6424yd(パー72)

首位と4打差の9位から出た安田祐香が5バーディ、2ボギーの「69」で回り、通算7アンダーで暫定8位につけた。朝から降りしきった雨は想定内で「ピンを狙わず、安全にグリーンを狙う戦略」で、一打一打、丁寧にプレーしてスコアにつなげた。

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調子自体はいいとはいえないというが、大会を通じて「1回か2回、いいプレーがあって、だんだん良くなってきている」。前週の「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ」は47位に終わったが、初日トップなど上位に顔を出す機会も増えてきた。

好調の兆しはドライバーのシャフト変更だった。「振れていなかったから」と前週、それまでの硬さ「S」から「SR」に変更した。前半6番(パー3)でボギーを先行もそれ以降は「しっかり打っていけた」と納得の表情をのぞかせる。

アマチュア時代から注目を集め、ちょうど2年前の春には「オーガスタナショナル女子アマチュア」で3位に入るなどの活躍を見せた。2000年生まれの代表として世代を引っ張ってきたが、ツアー優勝は同学年の古江彩佳西村優菜に先を越され、自身は昨年、頚椎捻挫で離脱もあった。

そのアマチュア時代は雨の試合が多かったといい、「周りからは“雨女”と言われます」と笑わせた安田。雨の日は「憂鬱と思わないように」プレーすることを心掛ける。経験は同世代の中でも最も豊富。強い風も予想される最終日へ向け、前回2019年大会の47位よりも「上に行けるようにがんばりたい」と控えめな目標を口にした。

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