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河本結が日体大を卒業 「有言実行」の4年間

プロゴルファー河本結が15日、母校・日本体育大学を卒業した。2017年に同期となる黄金世代の選手たちがプロ転向するかたわら、河本はプロテスト受験をせずに大学進学を決意。在学中にプロツアー初優勝や、米ツアーQTを突破するなど華々しい飛躍を遂げ、大学生活も4年間できっちりと終えた。

「周囲に大学を卒業することは無理だと言われて、反対の声もすごく多かったけど、自分の目標を持って入学して、有言実行で卒業できた。後輩にもゴルフやスポーツをしながらでも第2の人生のためにいろいろなことができるということの道標(みちしるべ)になれたのは、本当に良かったと思う」と振り返った河本。

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大学卒業後は海外メジャー制覇というさらなる夢を追い求めるが、「今はたくさんの人に支えられてプレーしている側なので、今度は選手たちを支えてあげられるような存在になれたらいいと思う」と現役引退後の夢も語った。

この日行われた卒業式では、2020年のプロ野球ドラフト会議で中日から2位指名された森博人選手らとともに理事長賞も受賞。同大ゴルフ部の木原祐二監督は「自己管理がすごいのでプロ向きです」と河本を評価した。

大学2年時の2018年にプロ転向。試合や合宿の合間を縫って授業に参加し、米ツアー参戦中にもパソコンを使って課題を提出した大学生活。「とにかく4年間で卒業するのが目標だったので、本当に嬉しいです。こんなに多くの友達ができたことはなかったし、ゴルフだけしかしていなかったら学べなかったこともたくさん学べた。すごく内容の濃い4年間でした」と、見事にプロと学生生活を両立させた。

明朝、鹿児島に飛んで国内ツアーに参加。2試合をこなした後に渡米して、海外メジャー「ANAインスピレーション」出場というハードスケジュールは続いていく。

ちなみに、人生を4日間72ホールのゴルフ競技にたとえると、大学卒業は何ホールを終えた辺りかと河本に尋ねると「もう、3日目(54ホール)を終えた感じです!」との回答。ここから始まるのは、最終日の戦いか。(東京都世田谷区/今岡涼太)

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