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「ハンパないす」笹生優花が飛距離に脱帽する“先輩”

◇国内女子◇TOTOジャパンクラシック 2日目(7日)◇太平洋C美野里C (茨城県)◇6554yd(パー72)

フィリピン生まれの19歳で国内ツアー2勝の笹生優花が同郷の23歳ビアンカ・パグダンガナン(フィリピン)の活躍に刺激を受けている。

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パグダンガナンはアリゾナ州立大を経て、活躍する米ツアーの新人。未勝利ではあるものの、10月の海外メジャー「全米女子プロゴルフ選手権」では9位と好成績を残した。

「そんなに同じ時間を過ごしたわけではないが、後輩としてすごくうれしい。いい方ですし、どんどん頑張ってほしい」と笹生。2人は2018年アジア大会で、フィリピン代表のチーム戦金メダル獲得に貢献。個人戦では笹生が金、パグダンガナンは銅を獲得した仲だ。

また、パグダンガナンは平均飛距離で2位を5yd以上引き離す288.762yd。米ツアーでも圧倒的な数字を残し、笹生も「ヤバいです。280ydも本当です」と舌を巻いた。

笹生自身も9月「デサントレディース東海クラシック」のドライビングコンテストで270ydを記録して優勝。国内ツアーの飛ばし屋として、他のプロからも認められる存在だが、「テレビで見てもわかると思うけど、ハンパないす。置いていかれる」とお手上げのようだ。

この日1イーグル4バーディ、1ボギーの「67」でプレー。通算7アンダーで29位から12位に浮上した。前週の「樋口久子 三菱電機レディス」では国内ツアー10戦目にして初の予選落ちを経験したが、気持ちの切り替えも完了しているようだ。

最終日に向けて、「自分らしくマイペースでやれれば」。国内ツアー経由米ツアー行きを明確な目標に掲げているだけに、逆転でのツアー3勝目を目指す。(茨城県小美玉市/玉木充)

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