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「最終地点はアメリカ」 ルーキー吉田優利の大志

今年のプロデビューが注目されている2000年度生まれの「ミレニアム世代」。そのひとりで、トップアマチュアとして結果を残してきた吉田優利がこのほど取材に応じ、「アメリカに挑戦している人はたくさんいるし、ゴルファーの最終地点はアメリカだと思っている。自分も行けるように頑張りたい」と意気込みを語った。新型コロナウイルス感染拡大の影響により国内デビュー戦は不透明な状況だが、ルーキーイヤーでの国内初優勝、将来的な米ツアー参戦に向け備えている。

昨年5月、渋野日向子が国内初優勝を挙げた国内メジャー「ワールドレディス杯サロンパスカップ」でアマチュアながら最終日最終組に入り4位。プロテストは同学年・安田祐香らとともに一発合格した。プロ転向後、マネジメントは渋野と同じ事務所に。アマ時代に海外メジャーに出場しており、国内プロデビュー前の新人とは思えぬ経験値がある。

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筋肉量や体脂肪を確認するため1日1度の体重計測を怠らない。「筋肉をどれだけ維持できるか。ただ、体重が増えていても脂肪だけかもしれないし。そういうところはすごく大事にしている。体が資本なので」。そう言いながら「趣味はお菓子作り」と明かすなど、19歳の顔をのぞかせる。「食事制限で私は食べないけど、人に食べてもらいたくて」と、バレンタインデーには友達にマフィンやクッキーを手作りしてプレゼントしたという。

1月はベトナムと宮崎でそれぞれ1週間の合宿を張り、ベトナムの砂浜を走り込み宮崎ではコーチとともに徹底的に体の動きとスイングを連動させてきた。プロデビュー戦となった2月の米ツアー「ISPS HANDA オーストラリア女子」は予選落ち(90位)。「調子は悪くなかったが、パー5でバーディを奪えなかったり、ちょっとのミスが積み重なってしまった印象」と振り返る。

契約プロとして「ブリヂストン ツアーB X ボール」を使用。「パターの打感でボールを決めていて、しっかりと音が聞こえるようなボールを選んでいます」と説明した。

「調子は悪くありません」と言い切れる状態に仕上げ、最終調整の場として沖縄・那覇市内に入ったが、開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」が中止。第2戦「明治安田生命レディス」の中止も決まったが、「チャンスがあれば優勝を狙いにいく1年目だし、自分のプレーがどこまで通用するか把握できていない」。 “最終地点”を目指す大物ルーキーは、冷静に自らの立ち位置を見つける一年と大きく構えている。(編集部・玉木充)

ブリヂストン
発売日:2020/02/21 オープンプライス

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