流行語大賞「スマイリングシンデレラ/しぶこ」大賞ならずもトップ10入り
4冠・渋野日向子「宇宙系?」「ゴーゴーゴーゴー」「メリー親知らず」…しぶこ節炸裂
最多4冠に輝いた渋野日向子はステージ上に個人表彰で4度登壇した。司会を務める徳光和夫氏に「初めてお会いしましたけど、もう知り合いですね」とマイクを向けられ、「そうですよね」とにこやかに返答。表彰式後は「毎回(の登壇に)すみません、すみません、みたいな感じで。一回で全部渡して欲しかったですよ。毎回恥ずかしかった~」と笑わせた。
主要13部門のうち、年間ポイントレーストップの「最優秀選手賞」、「ビューティー・オブ・ザ・イヤー」、「輝き賞」。そして、平成の時代が終わった5月に初優勝した国内メジャー「ワールドレディス杯サロンパスカップ」での発言、「新元号、令和になった実感は少ない。でも、日本人のメジャー優勝は久々です。ただ、私で良かったのでしょうか」が、メディア部門の「ベストコメント賞」に選ばれた。
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慣れないシックな黒のワンピースに身を包んだ渋野は、徳光氏から「何を言うか考えているんですか」と問われ、「台本を読むと棒読みになってしまう。だから私は思ったことを言った方が良いんです」と“しぶこ節”が生まれてくる一因を説明してみせた。
表彰式後に応じた取材ではさらにそれが加速した。ドレスのコンセプトを「宇宙系?ですかね。宇宙に羽ばたこうかな」とボケると、すぐに「嘘です」。ポイントレースの合計ポイントが計555.5ptとゾロ目だったことには「え?すごい。ゴーゴーゴーゴー。来年も頑張ります」とおどけた。総なめにする表彰などで12月は多忙を極めるなか、24日に親知らずを抜く予定とし、「メリー親知らず!です」と爆笑を誘った。
飛躍した今季を振り返る言葉を記す色紙とペンを手渡されると、「本にできるよ」としたため、「私は書かんけど。そんな一年です」といい、真面目に来年へと目を向ける。「東京五輪。あとは21年から米ツアーに行きたいと思っているので、その準備が出来れば」。20年は、海外合宿を組み2月の米ツアーからスタートさせる予定。「この表彰式に何度だって帰ってきたい」と言葉に力を込めた。(編集部・林洋平)