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鈴木愛は上がり4ホールで3ボギー 痛恨の一打に泣き10位発進

◇国内女子メジャー第4戦◇LPGAツアー選手権リコーカップ 初日(28日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6535yd(パー72)

「最初は良かったんですけど…。ちょっと腹立ちますね」。2017年以来2度目の賞金女王へ王手をかけている賞金ランキングトップの鈴木愛は、流れを変えた一打に素直な感情を漏らした。

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序盤からコツコツとスコアをつくり、3アンダーで迎えた15番のティエリアで風に翻弄された。「(キャディに)『左からの風』と言われたので、左に打ち出したらそのまま流されて、左の林の木にくっついてしまって。(枝の)下も行けないし、上も行けないし、ラフなのでフックもかけられないし」。2打目は出すだけとなり、残り50ydからの3打目も乗せられず、4オン1パットのボギーとした。続く16番(パー3)もボギー。最終の難関18番では2mのパーパットを決められず、上がり4ホールで3つスコアを落とした。

普段から風の読みはキャディに任せている。「せっかく14番までいい感じで積み重ねてきていたのに、なんとも言えない感じ。(明日以降に)『その分、取り返してね』って思っています」と笑わせた。大一番でバッグを預ける森本真祐キャディの痛恨の読み違いにも、鈴木なりの表現で残り54ホールにベクトルを向けた。

結果的に4バーディ、4ボギーの「72」で終え、イーブンパー10位。「あまりいいスタートとは言えないですし、気分的にもあまり晴れやかではないです。あすに向けてあまりいいイメージは残せなかったかなと思います」を淡々と言葉を紡ぐ。

女王奪還に向け「ちょっとでも取り返さなきゃいけない。残り3日はマストで3アンダーずつは必要になってくる。そこに持っていけるように頑張りたい。4日間のうち1日悪いときは必ずあるので、それがきょうだと思う」と必死に切り替えた。(宮崎県宮崎市/柴田雄平)

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