「北海道meijiカップ」2日目スコア
2019年 北海道meijiカップ
期間:08/09〜08/11 場所:札幌国際CC島松コース(北海道)
小祝さくらも“凱旋試合” 地元Vへ「ビッグスコアを出す」
◇国内女子◇北海道meijiカップ 2日目(10日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6531yd(パー72)
3週間前の「サマンサタバサレディース」でツアー初優勝を遂げた小祝さくら。地元の北海道北広島市で開催される今大会は“凱旋試合”でもある。
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1998年4月~99年3月に生まれた世代はアマチュア時代にプロの試合で活躍が目立ち、高校を卒業してプロテストに臨んだ2017年ごろから「黄金世代」というくくりで語られるようになった。98年4月生まれの小祝もその一人だ。
アマ時代から優勝経験のある勝みなみ、畑岡奈紗に加え、昨季から今季にかけて新垣比菜、大里桃子、河本結、渋野日向子、原英莉花と小祝が国内ツアーで勝利を収めた。
その中で突如抜きんでたのが、前週の「AIG全英女子オープン」を制した渋野だ。42年ぶり2人目となる日本人メジャー制覇に日本中が沸き立ち、今大会は渋野の凱旋試合という色合いが濃くなった。
自宅がコースから車で10分ほどの小祝は初日、渋野、前週の国内ツアーで優勝した成田美寿々との最注目組でプレーし、3人の中で最も上位の3アンダー7位で発進。2日目は順位ごとに入れ替えが行われ、渋野とは別の組で回り、同スコアの通算4アンダー9位タイとした。
開幕前から鼻づまりと目のかゆみに苦しみ「熱があるわけじゃないが、鼻水とくしゃみが止まらない」という。この日もプレー中にティッシュを手放せず、口呼吸になるためコースのアップダウンで息が乱れた。
「ビッグスコアを出す気持ちでプレーしたい」。地元のファンの声援を背にし、渋野の1組前、最終組の3組前から故郷に錦を飾りに行く。(北海道北広島市/玉木充)