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腰痛の石川遼は完走で精一杯「どうすればいいか、わからなかった」

2019/05/02 20:36


◇国内男子◇中日クラウンズ 初日(2日)◇名古屋ゴルフクラブ 和合コース(愛知)◇6557yd(パー70)

新時代の幕開けを彩るはずだった尾崎将司石川遼金谷拓実(東北福祉大3年)という注目組だが、その結果は思惑とは裏腹になってしまった。金谷こそイーブンパー23位と上々のスタートを切ったが、尾崎は10オーバー106位、石川は11オーバー107位。ラウンド途中に襲ってきた腰の痛みに、石川の動きは不自然に固くなった。

スタート前、「腰はぜんぜん大丈夫で、安心、安堵の気持ちでティオフした」という。だが、異変が起きたのは8番でティショットを打った直後。「3Wで右からフック目に打って、良いショットだったけど、その時にちょっと腰が抜けたというか、フィニッシュの足の位置から一歩も踏み出せなくなった。打った直後に痛くなるのは初めてだった」と、痛みに顔を歪め、しばらく動くことができなかった。

それでもプレーを続けた。前半を3オーバーで折り返すと、10番でバーディ奪取。だが、直後の11番ではグリーン奥から3度バンカーショットを失敗して、6オン2パットのクアドラプルボギー。以降も5つのボギーを重ねた。

「(11番のバンカーショットは)下も砂ですごく緩いし、ソールもできない。体勢的にはショットの中で一番怖いけど、あのショットは自分の思ったところにクラブを入れられていなかった。思ったよりも手前に入るというか、感覚がなかったです」とうつむいた。

途中で辞めるという選択肢はなかったのか?という問いに「正直、初めての経験なので自分でもわからなかったです。どうしたらいいのかっていうのは、本当にわからなかった」と首を振った。過去に開幕前に欠場をしたことはあるが、日米ツアーを通じてラウンド途中での棄権はない。7000人近いギャラリーが詰め掛けた令和初ラウンドで、尾崎、金谷という注目組。自身でプレーを辞めるという決断が容易でないことは想像に難くない。「あすまでに良くなれば…」と、ホールアウト後も明日のプレーに向けて懸命に気持ちをつないだ。

取材対応を終えロッカールームに引き上げると、しばらくして氷のうのようなもので腰を抑えながら自身の足で歩み出てきた。無理はしないようにね…と声を掛けると、「わかってはいるけどさ…」とつぶやきながら車へと乗り込んだ。明日のスタートは7時50分。限られた時間で、どこまで傷を癒やせるか?(愛知県東郷町/今岡涼太)

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