初優勝を逃した堀川未来夢。最終18番のパーパットを外して片ひざを落とした

◇国内男子メジャー◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日（2日）◇東京よみうりカントリークラブ（東京）◇7023yd（パー70）

首位タイで迎えた最終18番パー3。大会初出場の堀川未来夢は2オン3パットのダブルボギーとし、通算6アンダー5位タイで初優勝を逃した。首位スタートから3バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「70」。18番の2m弱のパーパットがカップ右をかすめた瞬間、ガクリと片ひざを落とした。

＜＜　下に続く　＞＞

同じく首位タイにいた最終18番（パー5）をボギーとし、初優勝を逃した2週間前の「ダンロップフェニックス」に続く惜敗。「最後は残念でしたけど、17番で獲らないといけなかった」と、一番の反省点に挙げたのは直前パー5での取りこぼしだ。「2mのスライスライン。少しタッチが弱くて右に逸れた」と、難度がもっとも低かったサービスホールでのパーを悔やんだ。

後味の悪さが残る締めくくりとなったが、「正直、今週は出来すぎだった。意外にスッキリしています」と、出場を目標にしてきた最終戦の優勝争いに納得している部分もある。「優勝はできなかったけれど、いい調子は維持できている。初優勝の楽しみが残ったということで、来年また頑張ります」。惜敗を重ねる25歳の初タイトルは確実に近づきつつある。（東京都稲城市／塚田達也）