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今平周吾が同モデルの60度ウェッジを2本入れる理由

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 2日目(12日)◇横浜カントリークラブ(神奈川)◇7257yd(パー71)

18位から出た賞金ランキングトップを走る今平周吾が2バーディ、2ボギーの「71」でプレーし、首位と5打差の通算3アンダー16位で決勝ラウンドへ進んだ。

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「前半はいい感じだった」という4番(パー5)、8番でバーディを奪ったが、後半は「ショットがちょっと乱れた」と2つ落とす失速に「バーディも取れなかったのでくやしい」と肩を落した。週末に向け「アウトコースが比較的伸ばせるセッティングなので、アウトでどれだけ伸ばして後半インで耐えるか」を攻略のポイントにあげた。

今平といえば巧みなリカバリーもスコアメイクの大きな武器だが、8月の「RIZAP KBCオーガスタ」から、全く同じモデルの60度ウェッジ(タイトリスト ボーケイウェッジ プロトタイプ)を2本投入している。約1年前から使い続けている馴染み深いものと、2カ月前に新調したものだ。使い込んでいるもののほうがフェース面の溝が減り、スピンが効きにくいため、「転がしたいときは古いほう、スピンを掛けたいときは新しいほう」といった具合に使い分けている。キャディの柏木一了(かずのり)さんによると、ぱっと見では判断がつかないとのことで、黒いマジックで印をつけて2本を見分けるのだという。

今平は現在、賞金ランキング2位の池田勇太に約1400万円差をつけ、約7831万円でトップを走る。今大会で優勝すれば4000万円の加算となり、賞金王に大きく前進する。首位と5打差の開きはあるが、「あと2日あるし難しいコンディションなので、何が分からない」。まっすぐ向けた視線の先にあるのは、優勝カップだけだ。(神奈川県横浜市/柴田雄平)

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