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「全盛期のボミみたい」 清水重憲キャディが語る竹田麗央の凄さ

◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 最終日(28日)◇浜野GC(千葉)◇6669yd(パー72)◇晴れ(観衆3543人)

史上4人目のツアー初優勝からの2週連続Vを遂げ、メルセデスランキングでトップを走る竹田麗央。「現状、ほぼ完璧。成績的に見ても、全盛期の(イ・)ボミを彷彿とさせます」。今週バッグを担いだ清水重憲キャディはそう語った。

2015、16年と2年連続で賞金女王に輝いたイ・ボミの元専属キャディで、男女ツアー通算40勝をサポートしたベテランが、竹田と初タッグを組んだのは昨年9月「日本女子プロゴルフ選手権」。昨季は3試合でバッグを担ぎ、最初の印象は「ショットはうまかった。飛距離が出るから必然的に(2打目で)ウェッジを使う場面が多かったけど、意外とそれがあまり寄らなくて…」

竹田が自分の弱点を聞きに来ることもあったという。「どういう練習をしたらいいかとか、課題を見つけたかったらしくて。それで、『ウェッジショットをたくさん練習した方がいい』と伝えました」

今年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で、清水キャディは“生まれ変わった竹田”を感じた。「(ウェッジショットが)すごく良くなっていたので今年は活躍するだろうと思った。それは本人にも伝えました」。1ラウンド当たりの平均バーディ数は23年の3.58(14位)に対し、今年は4.31(1位)。また、ウェッジスキルの向上でリカバリー率(パーオンしないホールでパーかそれより良いスコアを獲得する率)も23年の61.23%から、今年は67.65%に上がっている。

史上初の「初Vから3週連続V」をかけて、4打差を追って出た最終日。竹田は1イーグル6バーディ、1ボギーで回り、3日間のベストスコア「65」して通算16アンダーの5位になった。17番のイーグルは、ラフから50ydを58度のウェッジで放り込んだ。

この日が誕生日の母・哲子さんと「(通算)19アンダーなら(優勝の)チャンスがある」と話して臨んだ18ホール。竹田は「3週連続(優勝)には届かなかったけど、3日間悔いなくプレーできたので良かった」と胸を張った。

次週は国内メジャー今季初戦「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」(5月2日開幕/茨城・茨城GC東C)が控える。「メジャー優勝をしてみたい気持ちもあるので、頑張りたい」と意気込みを新たにした。(千葉県市原市/内山孝志朗)

<初優勝から2週連続V達成者の3試合目> ※は3週連続出場
西田智慧子/1990年「宝インビテーショナル」「富士通レディース」→「マツダジャパンクラシック」38T
表純子/2005年「シャトレーゼクイーンズカップ」「スタンレーレディス」→「NEC軽井沢72」41T
岩井千怜※/2022年「NEC軽井沢72」「CAT Ladies」→「ニトリレディス」予選落ち
竹田麗央※/2024年「バンテリンレディス」「フジサンケイレディス」→「パナソニックオープンレディース」5T

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