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プロ転向から大学進学へ 中島啓太の目標が変わった理由

◇国内男子&アジアンツアー共催◇アジアパシフィック ダイヤモンドカップ 3日目(22日)◇武蔵カントリークラブ・笹井コース(埼玉)◇7060yd(パー71)

インドネシアで開催された8月のアジア大会ゴルフ競技で、男子個人・団体として20年ぶりの金メダルを獲得した中島啓太(代々木高3年)。3日目は「69」で回り通算2アンダーの21位タイで終えた。今季初のツアー出場は「調子が決して良くない中では、スコアを出せた」という。

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アジア大会での活躍により注目度は増した。今大会でも多くの観客にサインや写真撮影を求められる。先日は、埼玉県加須市にある母校で小学生にスピーチをするなど、「少し(注目は)感じますね」と言うが、浮足立つことなく、着実に自らのキャリアを進めようとしている。

当初は高校卒業後のプロ転向を目指してきたが、現在は大学進学を決意している。きっかけは1月の「オーストラリア・アマチュア選手権」での優勝だ。「もともとQT(予選会)を受験して早く日本ツアーに出場したいと思っていたんです。でもそこで優勝したときに、世界アマチュアランキングを初めて意識するようになった」と話す。

大学生など年上の選手も多く、現在の同ランクは126位。ただ、アマチュアの試合は大会のレベルごとにランクが分けられ、オーストラリアアマは“Aランク”。アジア大会の“Bランク”よりレベルの高い大会だった。世界アマランク上位の大学生なども出場しており、「自分はすごく下の選手だった。けどあのオーストラリアの優勝で、自分も世界でやれるかもしれない」と自信を得た。

PGAツアーで活躍する多くのトップ選手が大学卒業後にプロになることは、もちろん知っている。「すぐにプロではなく、大学中に成長していきたい」とアマランクを上げ、国際試合に多く出場することを目標とした。「プロになったらすぐに世界で戦いたいから」だという。

日本ゴルフ協会(JGA)のナショナルチームで教え込まれたコースマネジメントを最も大事にする。ヤーデージブックに練習ラウンドから本戦での風向きやカップの切られる位置などを想定し、自分で考えメモを書き込む。「これがきちんとできているときに結果を残せている。強みというか、それは本当にナショナルチームに入って良かったと思う」。

今大会でのマネジメントは「それなりに良いと思う」と及第点をつけた。「いまはアマチュアでの試合がすごく楽しみですね」と大きな飛躍を誓う。(埼玉県狭山市/林洋平)

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