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石川遼は「68」も体調不良嘆く「お腹が空かない」

◇国内男子◇RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 3日目(25日)◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡)◇7151yd(パー72)

熱中症に苦しむ石川遼は首位に6打差の20位タイで最終日に臨むことになった。1アンダーの30位タイから3日間で自己ベストの5バーディ、1ボギーの「68」をマーク。通算5アンダーにスコアを伸ばしたが、依然として体調は万全と言えない。

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ムービングデーに第1組に入った石川は、ティオフのわずか50分前にコースに入った。普段よりも1時間近く遅い。前日はラウンド後に病院に直行し、2度目の点滴を打った後も、おかゆしか食べられなかった。この日の朝も口にしたのは栄養補助食品のゼリーだけ。ドライビングレンジでスタート前の練習をこなしながらも、本調子には程遠かった。

第1打でグリーンを外した序盤3番(パー3)でボギーを先行させながら、その後は第2打を1mにつけた7番をきっかけにバーディを5つ奪った。最終18番(パー5)も1Wショットを右サイドに曲げ、2打目を目の前の木に当てるトラブルを経て、1パットパーで締めくくったが、「内容は良くない」と振り返る。「ドライバーショットのキレがない。初日に打てていた、良い感じのフェードの“かかり”が弱いというか。(左に打ち出して)そのまま左に抜ける感じがあった」と不満を口にした。

スコア提出後も炎天下でサイン攻めにあい、歩きながら可能な限り対応した。「きのうは手のフィーリングが出なかった。(きょうの)朝は改善されていたけれど、途中からそういう症状が出てきた」。経過観察の状態が続き、「休んでいればよくなると思うが、熱中症も甘く見てはいけない。命の危険性もあるというので、肝に銘じて、自分で判断しようと思っています」と、最終日も予断を許さない。

午後2時にはコースを後にした。「お腹も空いていない。それが違和感でしかない。食欲が出てくれたら復活かなと思うんですけど…。それまでは休むしかないと思います」と、まずは静養に努める。(福岡県糸島市/桂川洋一)

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