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石川遼は5打差発進 被災地へチャリティサイン会も

◇国内男子◇RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 初日(23日)◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡)◇7151yd(パー72)

2大会ぶりの優勝を目指す石川遼は6バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「70」で回り、2アンダーの32位タイで滑り出した。出だし10番でティショットをいきなり左の林に入れ、4オン2パットのダブルボギーを喫してから挽回。トップとは5打差で2日目に入る。

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痛恨の出だしの直後、石川は11番で7mを沈め、12番(パー3)では第1打をピン左奥3mにつけて2連続バーディとし、ガッツポーズを作った。1Wを振り切り、飛距離でアドバンテージを取るゴルフを展開。「明らかなミスショットといえるものはなかった。やっぱり振れているときは、インパクトでフェースが真っすぐになる感じがします」と復調傾向を実感した。後半アウトは1オーバーで迎えた5番から3連続を決めて盛り返し。「(ダブルボギー発進は)流れがすごく難しいと思うが、最終的に2アンダーで回ったのは、自分の状態がそこまで悪くない証拠」と納得した。

一方で4つのパー5でのバーディが、チップインで決めた6番だけにとどまった(残り3つはパー)ことを反省した。「ティショットは悪くないんですけど、バンカーから(の3打目を)2回もミスをした。クラブが薄く入ってしまった。練習が足りない。最後のところの調整不足」。今季は1Wショットを手始めに、徐々に短いクラブへと自信を深めているところ。例年以上に硬く、速い高麗グリーン。試合前にキーポイントに掲げていたショートゲームに依然として苦労する姿がうかがえた。

最終日までの適応は「結構難しいかもしれない」というのが正直な気持ちだという。「(シーズン)序盤から1W、次にロングアイアンという課題がクリアになった。先月はショートアイアンが課題と思っていたのが、だいぶピンに真っすぐ行くようになってきた。着実に進んでいくしかないと思う」と中期的な視野も口にした。

なお、ホールアウト後には選手会が主導し、西日本豪雨の被災地に向けたチャリティサイン会を実施。石川ら午前中にプレーを終えた8選手が参加し、約40分で16万3103円を集めた。(福岡県糸島市/桂川洋一)

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