石川遼は初戦敗退 秋吉翔太、谷口徹らも姿消す
2018年 ISPSハンダマッチプレー選手権(1回戦・2回戦)
期間:07/26〜07/27 場所:鳩山カントリークラブ(埼玉)
1回戦敗退の石川遼 2イーグル塩見に脱帽「スゴすぎた」
◇国内男子◇ISPSハンダマッチプレー選手権(1・2回戦) 初日(26日)◇鳩山カントリークラブ(埼玉)◇7115yd(パー72)
大会初出場の石川遼は、1回戦でホストプロの塩見好輝と対決。前半9ホールで4ダウンと劣勢が続き、中盤の追い上げで一時は1ダウンまで追い上げたが、2&1(1ホールを残して2ダウン)で敗退した。
<< 下に続く >>
「悪いゴルフではなかった」と自身のプレーには納得しつつ、「きょうは塩見さんがスゴすぎた」と2イーグルを奪うゴルフを見せた相手を素直に称えた。序盤はショット、パットともに精彩を欠いた。いずれもグリーンを外した3、4番とパーを逃して2ダウン。「7番、8番くらいから、この内容ならいいかなと思えるようになった」と安定感を取り戻したが、塩見のプレーが石川の復調を上回った。
7番で塩見にバーディとされ3ダウン。9番(パー5)ではバーディチャンスにしたが、塩見が230ydから5Wでピン奥4mにつけイーグルを奪い、前半だけで4ダウンのビハインドを負った。
残り9ホールになり、石川は猛攻に出た。塩見がパーを逃した10番、連続バーディとした11、12番(パー3)と3連続でアップを奪い、差を1ダウンへ。続く13番(パー5)でもピンまで8mの2オンに成功し、逆転勝利の芽が見えはじめた。しかし、再び塩見から、追い上げの気勢をそぐ会心のイーグルが生まれた。
塩見は残り230ydから3Iでピン上2mに2オンさせるスーパーショット。イーグルパットを外した石川に対してこれをしっかりと沈め、差は再び2ダウンに広がった。続く14番もバーディを奪われ3ダウンへ。最終的に、1ホールを残して力尽きた。
海外で多くのマッチプレー戦に出場し、ほかの選手よりも経験豊富な石川だが、「18ホールで決着がつくので、何が起きるのかまったくわからない」と苦手を自認している。過去2回出場したツアー外競技「ネスレ日本マッチプレー選手権」では、14年に貞方章男、15年に堀川未来夢を相手にいずれも1回戦で敗退。3年ぶりの国内マッチプレーで、またもや1回戦負けを喫した。
ツアーは次週から一カ月のオープンウィークに入り、次戦は8月下旬「RIZAP KBCオーガスタ」(福岡・芥屋CC)となる。その間は地区オープンや自らの発案で実現した各地を巡業する「フューチャーGOLFツアー」などに出場。直近では、7月29日(日)から2日間で行う「杜の都仙台チャリティプロアマトーナメント」(宮城・杜の都GC)に出場する予定だ。(埼玉県鳩山町/塚田達也)