国内メジャーを制した市原弘大。悲願の初優勝の反応は

◇国内男子◇ダンロップ・スリクソン福島オープン 事前情報（20日）◇グランディ那須白河ゴルフクラブ (福島)◇6961yd（パー72）

今月初旬のメジャー「日本ツアー選手権森ビル杯」で悲願の初優勝を飾った市原弘大。プロ18年目の初夏にようやく花開いた36歳のもとには、勝利を決めた日曜日の夕方から続々とメッセージが届いた。

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その数、ざっと「メール、LINE、メッセンジャーを合わせて400件以上」。スマートフォンの“お知らせ”が、まさに鳴りやまない状態だった。初めて味わう祝福の嵐に戸惑いながらも、そのすべてに返信するのが市原流。前夜から返信をはじめ、一段落したのは翌月曜日の午後5時頃だった。「月曜日は朝9時からスマートフォンを触って…ほんとに“オフィスワーカー状態”でした」と苦笑いした。

長い間、マネージャーをつけずにツアーを戦ってきた。だから取材の依頼等もすべて自分で受けている。その手さばきが今後は大変になるはずだが「今のところは、変えようとは思いませんね」という。7月に海外メジャー「全英オープン」（スコットランド・カーヌスティ）、8月には世界選手権「WGCブリヂストン招待」（オハイオ州ファイヤーストーンCC）といったビッグイベントに参加するが、今はただ、新しい世界で戦う喜びを感じているだけだ。（福島県西郷村／桂川洋一）