石川遼は失速47位「時間を取って練習したい」
石川遼が単独首位発進 チップインイーグル締め/千葉オープン
◇ツアー外競技◇千葉オープン 初日(5日)◇太平洋クラブ成田コース(千葉)◇6533yd(パー72)
2日間36ホールで行われるツアー外競技「千葉オープン」は5日(木)、初日の予選ラウンドを行った。プロ96人、アマチュア72人が出場。大会初出場の石川遼は1イーグル6バーディ、1ボギーの「65」で回り、2位に3打差をつける7アンダー単独首位で滑り出した。
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この日は前年大会初日の355人から倍増以上となる804人がギャラリーとして来場。米ツアーから復帰後、初めて地区オープンに登場した石川はその期待にしっかり応えた。前半9ホールで出だし1番からの3連続を含む5バーディを奪取。後半は14番(パー3)で3パットボギーをたたいた直後の15番(パー5)でバーディを取り返し、最終18番(パー5)ではグリーン手前からウェッジでチップインイーグルを決めて締めくくった。
次週の日本ツアー今季国内初戦「東建ホームメイトカップ」を前に、実戦感覚を養うのが今回の狙い。2月上旬の欧州ツアー「メイバンク選手権」から約2カ月のオフは、重点的にアプローチショットの向上に取り組み「9番、18番(の3打目のアプローチ)はどちらもマウンド越えで、ボールを上げて寄せた。ずっと練習してきたところ」と納得した。一方で「アイアンで距離を合わせるショットはまだ5割、6割くらいの出来」と課題も口にした。
大会は1組3人となるツアー競技時とは異なり、4サムでプレーする。石川は小林正則とアマチュア2人と回った。ハーフターン時に約40分の休憩を挟み、ホールアウトまでに要した時間は6時間25分。普段とは勝手の違うフォーマットにも「僕は(ペースも)気にならなかったですね。アマチュアの方とも楽しく回れた。トップジュニア、トップアマと一緒にプレーできる、こういう試合がツアーにあってもいい」と気持ち穏やかにラウンドした。
3打のリードを持って臨む残り18ホール。「あしたは中盤(のラウンド)が終わったら、13番、14番…というところで状況を見て、勝つためにプレーをしたい」。調整段階とはいえ、手綱を緩めず突っ走る。(千葉県成田市/桂川洋一)
<上位陣と主な選手の成績>
1/-7/石川遼
2T/-4/大竹泰輔、大田和桂介、太田直己、大野倖(アマ)
6T/-3/杉山知靖、遠藤彰、小西貴紀、丁志優(アマ)
10T/-2/松村道央、小林正則ほか
14T/-1/佐藤えいち ほか
22T/0/伊藤誠道、片山晋呉、増田伸洋、宮本勝昌ほか