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パーオン成功は3ホール 横峯さくらは距離と風に悪戦苦闘

◇AbemaTVツアー◇Novil Cup 初日(30日)◇Jクラシックゴルフクラブ(徳島県)◇7206yd(パー72)

疲れ切った表情で天を見上げた。国内男子ツアー初挑戦の初日を終えた横峯さくらは1バーディ、6ボギー、1ダブルボギーの「79」。予選通過ライン(上位60位タイまで)から4打差の7オーバー123位タイと大きく出遅れた。

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「風が吹くと対応できない。3Wを何回使ったのかな」。最初の10番こそグリーン奥のエッジから8ydの距離をパターで決めてバーディ発進としたが、アゲンストの風も加わった7206ydのセッティングは、想像以上に厳しいものだった。

パーオンに成功したのはわずか3ホール(16.67%)のみ。10ホールあるパー4では6ホールでフェアウェイキープしたが、2打目でアイアンを手にしたのはフォローの風が吹く8番と12番だけだった。ウッドで何とかグリーンに届かせても硬いグリーンにはじかれて奥にこぼれ、寄せを強いられるピンチが続く。それでも前半インは、小技でしのいで2オーバーで折り返したが、2回の3パットを喫した後半アウトに大きく崩れた。

同伴の男子プロより2打目地点で50yd以上の差がつくのは覚悟の上だが、「男子プロが超えるバンカーに、私はちょうど入る距離。余計にプレッシャーがかかった」と振り返る。男子プロのはるか後方で、1打目を曲げた横峯がサイドバンカーから打つケースは3回(1番、5番、9番)。うち最終9番は120ydほどの3打目が残り、寄せきれずにボギーフィニッシュ。直後の疲労困ぱいの表情もうなずける。

男子ツアー史上初となる女子の予選通過は厳しい状況に追い込まれたが、「こういう機会をいただけて感謝しているし、次にいきると思う。明日も頑張りたいです」と意気込んだ。2日目は1番ティから、最終組の午前10時37分にティオフ。国内女子ツアー通算23勝の意地を見せられるか。(徳島県阿波市/塚田達也)

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