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「つまらないゴルフ」に頭を垂れる 松山英樹、首位との差は8打に

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 3日目(18日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎) ◇7027yd(パー71)

地元・愛媛県からも多くのジュニアゴルファーたちが応援に駆けつけた。だが、ムービングデーに「71」とスコアを伸ばせず、首位のブルックス・ケプカに8打差をつけられた松山英樹は「つまらないゴルフを見せてしまった。申し訳ない」と、悔しそうに頭を垂れた。

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朝の練習場から、ショットは右左にぶれていた。フィニッシュが決まらずにクラブから手を放すことも多く、前半9ホールでフェアウェイをとらえたのは、わずかに3ホール。それでも、なんとかグリーンをとらえ、懸命にカップを狙う。長目のバーディパットがカップをかすめるたびに、ギャラリーの歓声と落胆が交錯した。

折り返した10番。1Wできっちりとフェアウェイをとらえて歩き出した松山に、大会のおそろいのキャップをかぶった愛媛の子供たちが手を振った。それに気づくと、松山は真剣な眼差しを一瞬やわらげ、ちらっと白い歯を見せて手を振り返した。

「最初の3ホールくらいで(修正のきっかけに)気づいたら、楽にプレーできたと思うのでそこは残念」と松山。ラウンド中に1Wは修正して、後半のフェアウェイキープ率は100%に向上した。だが、まだ1Wとアイアンのつながりがないと首を振る。「ベタピンがほとんどないし、つながりがない。残り1日、何かきっかけをつかんで来年を迎えたい」。

13番は3Wで1オンに成功して、イーグルパットはカップの縁をさわった。良いショットは「結構あった」が、「バックスピンで戻ったり、戻らなかったり。そこの計算がうまくできなかった」と、まだ結果にはつながっていない。

逃げるケプカとは8打差ある。「あのゴルフじゃ落ちることはまずないので、20アンダーは行くと思う。それに近づくために50台というのは思うけど…無理ですよね」と笑ったが、「ベストを尽くして、奇跡的に50台が出ればチャンスあるなという感じ」と切り替えた。去年の最終日、「61」で追い上げたのは池田勇太。今年もケプカを楽に勝たせるわけにはいかない。(宮崎県宮崎市/今岡涼太)

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