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1W封印のケプカが独走 壊れたのはクラブなのかスイングなのか

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 3日目(18日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎) ◇7027yd(パー71)

一度も1Wを握らずに、今週の自己ベストスコアをマークした。昨年覇者のブルックス・ケプカが8バーディ、1ボギーの7アンダー「64」で回って通算16アンダーとした。日本ツアー初優勝を果たした昨年同様、2位に4打差をつけて、単独首位から最終日をティオフする。

大会2日目の朝、練習場でエース1Wにヒビが入り、スペアヘッドに交換した。その日はフェアウェイキープ率35.7%(初日は50%)。「スペアヘッドは練習でも使ってきて、問題はなかった。何が起きているのか分からないけど、1Wだけうまくいかない」と首をひねると、この日は初日9回、2日目も8回使った1Wを封印する選択をした。

17番(パー3)でラッキーなチップインバーディを奪った後の最終18番(560yd/パー5)。ケプカは1Wを打とうとキャディのリッキー・エリオット氏に相談したが、「やめておけ」と制止された。結果的にはバーディ逃しの危なげないパーフィニッシュ。この日のフェアウェイキープ率は85.7%でフィールド1位となり、フェアウェイキープの重要さを印象付けた形となった。

今年、PGAツアーでキャディ・オブ・ザ・イヤーに選出されたエリオット氏は、週末の最終組に独特の雰囲気を持ち込んだ。1番ホールのグリーン上。「(プレーに)ハイリマース」と英語訛りの日本語が響き渡った。これを聞いた同組の松山英樹と進藤大典キャディがこらえきれずに吹き出すと、ケプカも思わずルーティンを止めて大笑い。ケプカは「英樹と大典があんなに笑ったのを見たことがなかった」と、ホールアウト後も思い出してまた笑った。

2位に4打差をつけている。ケプカは「3Wはいま一番調子が良いクラブ。林には絶対入れたくないし、コースの距離もそれほど長くはない。3Wで十分いけるところは、そのまま3Wで行きたいと思う」と、あすも同様の戦略を取るつもりだ。エリオット氏は「1Wは壊れてない。スイングが壊れている」と、いたずらっぽく笑っていたが…。(宮崎県宮崎市/今岡涼太)

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