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国内メジャー最年少Vならず アマ金谷拓実は「優勝ちらついた」

◇国内男子メジャー第3戦◇日本オープンゴルフ選手権競技 最終日 (15日)◇岐阜関カントリー倶楽部 東コース(岐阜)◇7180yd(パー70)

快挙は手の届くところにあった。アマチュアの金谷拓実(東北福祉大1年)が池田勇太との最終日最終組対決に敗れ、惜しくも日本タイトルのかかるメジャー大会での史上最年少優勝を逃した。スタート時に5打あった差を前半に1打まで詰めたが、勝負のサンデーバックナイン終盤にミスパットを連発。「68」で通算7アンダー2位に終わった。

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降りしきる雨の中、金谷は昨年度のツアー賞金王に物怖じせずに戦った。池田がティショットをOBにしてダブルボギーとした3番で、グリーン右手前からチップインバーディを決めると、続く4番で10mのロングパットを沈めて2連続とし、1打差に迫った。

「(スタートで)5打ひらいていたし、勇太さんがトップだったので、優勝を意識せず自分のプレーをしようと思っていた」。19歳らしく無欲を貫き、何度も迫ったトップの座。スタート前に人知れず誓ったその信念は、タイトルが顔をのぞかせたときに揺らいだ。

「バックナインで差が縮まるにつれて優勝が(頭に)ちらついてきました」。決めれば初めて首位に並ぶ状況だった16番、1mのパーパットをカップ左に外した。17番も1.5mのバーディパットが左にそれた。「しっかり打ったが、タッチが弱く、入る前に曲がってしまった感じでした」。歴戦のトッププロを仕留めそこねた2ホールに、「悔いが残る」と唇をかんだ。

金谷は広島国際学院高2年時の2015年大会でも、上位争いを演じてローアマチュア(11位)となった。「2年前に比べて悔しいです」と話したものの、他では味わえない緊張感も19歳にして知ることができた。「朝から緊張もしていました。最終日にあれだけギャラリーの方に観られながらプレーしたことはなかった。自分の力以上のものが出たかもしれないと思う」と謙虚。同大会で複数回ローアマになったのは史上17人目。池田をはじめ、宮里優作松山英樹ら、のちにトッププロとなるプレーヤーの仲間入りを果たした。

高校3年時の昨年末、ツアーの予選会を通過できずプロ転向を断念した。進学して数カ月で、再び大きな注目を集める結果となったが「大学4年間はアマチュアでいると思います。大学に入って成長していると感じているので」と実直に鍛錬するつもり。惜敗の思いを晴らすチャンスは、これから何度も訪れる。(岐阜県関市/桂川洋一)

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