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『最年少アマ』タイトルコレクター 金谷拓実が2位浮上

◇国内男子メジャー第3戦◇日本オープンゴルフ選手権競技 3日目 (14日)◇岐阜関カントリー倶楽部 東コース(岐阜)◇7180yd(パー70)

ムービングデーに“@マーク”の19歳が急浮上した。イーブンパーの27位タイから出た金谷拓実(東北福祉大1年)が1イーグル5バーディ、2ボギーの「65」をマークし、通算5アンダーの2位タイに順位を上げた。自身初のプロツアー優勝、日本タイトル最年少優勝のチャンスが生まれた。

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最終組のティオフから約2時間半前にスタートした金谷は、1番で4Iの2打目でグリーンを外してボギーとしながら、4番でバーディ。7番(パー5)では残り220をUTで2オンさせて、イーグルを決めた。9Iでのセカンドを1mにつけた9番から一気に4連続バーディを決め、一時はトップタイに並ぶ快進撃。ボギーは左足下がりのフェアウェイからの2打目をグリーン左ラフに引っかけた終盤17番だけに抑えた。

「すごく自分でも驚いています。最初にボギーが出て『我慢の一日かな』と思っていた。ティショットをフェアウェイに置くことができたのが良かった」

ジュニア時代に中四国地方で注目を集め、広島国際学院高2年時の2015年にスポットライトを浴びた。「日本アマチュア選手権」で史上最年少優勝(17歳51日)を達成。日本オープンでは2位で予選を通過し、11位で終えて最年少でローアマチュア賞を獲得した(17歳148日)。

2年後の今年、19歳145日で迎える最終日に逆転勝利となれば、1928年の日本オープンで浅見緑蔵が打ち立てた国内メジャー最年少優勝記録(19歳281日)を89年ぶりに塗り替えることになる。

昨年にツアーの予選会を通過できず、高校卒業後のプロ転向を断念。多くのプロを輩出し続ける名門ゴルフ部に加わった。入学早々の4月、「マスターズ」を終えて一時帰国していた松山英樹霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県)でラウンドをする機会に恵まれた。1Wショットで40yd近く差をつけられ、世界トップの力を肌で感じた。

大学では技術の向上はもちろんだが、充実したトレーニング施設で、同級生たちと日々鍛錬を積んでいる。体重は2年前よりも10kg近く増えて67kg。飛距離も当時より「20ydくらいは伸びています」という。メジャーセッティングでのティショットで3Wを選択できるマネジメントができるようになった。

「(2年前は)緊張もしたし、技術的にもまだまだで(上位に)たまたま入っちゃったという感じでした。前よりはちょっとうまくなったかな…」と、ナショナルオープンで成長を実感。パワーアップしたとはいえ「自分のプレーをしていきたい。フェアウェイに置いて、粘り強くやりたい」という、ステディなゴルフが身上だ。

首位の池田勇太との差は5ストローク。最終日最終組をともにする大学の先輩の背中はもちろん大きいが、「楽しみです。最後のハーフですかね」。勝負どころはサンデーバックナインと決めている。(岐阜県関市/桂川洋一)

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