ツアーの”推しメン”出水田大二郎が週末初の最終組へ

◇国内男子◇RIZAP KBCオーガスタ 2日目（25日）◇芥屋ゴルフ倶楽部（福岡）◇7151yd（パー72）

たくましい体が、いっそう堂々として見えた。4位から出た出水田大二郎（いずみだ・だいじろう）が、6バーディ、1ボギーの「67」で回って通算9アンダーの2位に浮上。あす3日目は、初めて決勝ラウンドの最終組を確保した。

＜＜　下に続く　＞＞

「初めての経験なので、緊張はすると思う。でも、いつかはこういう時が来ると思っていたので、良い経験になる。いつも通りにできないとは思うけど、1打1打集中してやりたい」。

小・中学校時代に通ったのは横峯良郎氏が主宰するゴルフ練習場「めだかクラブ」。小学5年生のときには、7学年上の横峯さくらが、アマチュアながら「再春館レディース」で不動裕理らとプレーオフを争うなど、早くからプロの世界が身近にあった。年下で、ツアーで行動を共にしている香妻陣一朗が昨年初シードを獲ったことも「刺激になる」。そしていま、自らも新たなステップに足をかけた。

初めて会った人たちには「“でみずだ”とか言われます」と、なかなか“いずみだ”とは読んでもらえない。次男として生まれ、祖父が“大きく、男らしくなるように”という願いを込めた“大二郎”という名前には負けていない自負がある。あす同組で回るのは大堀裕次郎、池田勇太。週末も堂々と戦ってみせる。（福岡県糸島市／今岡涼太）